朝はとっても貴重な時間であると共に、毎日が忙しくて戦争!なんていうママさんやパパさんも多いはず。
「子供も親も朝ごはんを食べない。」「毎朝簡単に済ます」というご家庭もあるかと思います。それはそれで良いと思います。あくまで個人的には。
ですが、成長期にあるお子様にとって、朝食はとっても大事です。
子供の健康を支え、1日の始まりのエネルギー源となる朝ごはんは、しっかりと摂っていきましょう。
今回は、
- 朝ごはんの大切さ
- 必要な栄養素5つ
- おススメ食材7つ
- おすすめ朝食レシピ3つ
と盛りだくさんの内容をご紹介致します。

目次
子供の朝ごはんを抜くのはNG?朝ごはんの大切さ5つのポイントとは?

毎朝の朝ごはんの欠食は、子供の心身の発達に影響を及ぼしてしまいます。
忙しいからと、子供の朝ごはんを抜くのはNGです!
離乳食が完了した時期から、大人と一緒に朝食を摂る習慣をつけましょう。
以下では、朝食の大切さをまとめました。
1. 朝ごはんは、丈夫な体をつくる
3食きちんとした食習慣が必要な成長期の子供達!
その中で朝は特に重要であり、1日の活動と健やかな成長を促す体つくりをする上で、とっても必要になります。
ブランチのように朝食と昼食を一緒にとってしまうと、1日に必要な栄養素を満たすことが出来ません。
2. 脳を活性化させる
脳は寝ている間もエネルギーを消費しています。
夕食を食べた後にエネルギーが蓄えられている状態にありますが、朝目覚めた時には、不足した状態になっています。
脳のエネルギー源となるのはブドウ糖です。朝食を抜いてしまうと、低血糖状態になり、頭に血が巡らず、集中力の低下やイライラを引き起こす原因になります。
脳を活発にするためにも、エネルギー源となる朝食はしっかりと摂る必要があります。
3. 1日のリズムをつくる
朝カーテンを開けて陽の光をいっぱいに浴びた体は、体内時計がリセットされ「1日の始まり」として認識されます。
朝から始まる1日のリズム作りは、まずは朝食から!
朝食をしっかり食べて、生活のリズムが作られると、子供が元気いっぱいに成長し、風邪を引かない丈夫な体になります。
4. 体温が上昇する
寝ている間は体温が下がった状態です。その下がった体温を上げる為に朝食を食べると、基礎代謝が上がり、脳が活性化され、やる気をおこすことができます。
5. 腸が元気になる
朝食を食べると、食べたものが胃に入り、腸の運動にスイッチが入ります。
朝から胃腸を動かすことで、便秘解消効果やスムーズなエネルギーの循環、そして免疫機能がUPし、アレルギーやインフルエンザ予防という嬉しい効果につながります。
特に子供が朝食時に摂りたい五大栄養素って何?
栄養士さんや保育士さん達が推奨する「五大栄養素」をバランスよく食べることが大事です。
五大栄養素とは何か?を見ていきましょう。
炭水化物
炭水化物は、人間のエネルギー源となり、体のエネルギーの50~70%が炭水化物で作られている重要な栄養素です。
炭水化物は糖質とも呼ばれ、代表的なごはんやパンの他にも、イモ類のデンプンや麺類、乳製品、果物にも含まれます。
体を動かす・勉強をする・考える上で重要な働きをし、脳にとって唯一のエネルギー源だと言われています。
たんぱく質
肉・魚・たまご等に含まれるたんぱく質は、筋肉や臓器・皮膚・爪・髪など体の主成分を作る上で大切な栄養素です。
他にも、赤血球中のヘモグロビンの原料になり、体内の酸素を運搬する働きを担ったり、消化・吸収・輸送・代謝・排泄などの体内酵素の原料になる。
体に侵入してきた細菌やウイルスを排除する又は感染症などの病気に対する抗体を作る働き等があり、体にとってとても良い効果をもたらしてくれます。
脂質
脂質は、動物の肉(ラードや鶏皮)魚の肉(トロやサンマ)、植物油、バターなどの乳製品に含まれます。
脂質の主な働きは、脳の働きを正常化し、体の体温を保つと共に、皮膚や骨・神経・細胞の保護をしてくれます。
また、消化吸収や排泄をスムーズに行う働きがあります。
ビタミン
ビタミンは野菜や果物に多く含まれ、大きく分けて、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンに分かれます。
体内酵素や骨の形成、代謝など体の中で重要な働きを行い、なくてはならない栄養素です。
ミネラル
5大栄養素の一つであってもなかなか知られることのないミネラルは、体の重要な構成成分にあたります。
牛乳や小魚等に多く含まれ、体液量や酸・アルカリ度の調整、筋肉や神経の働きの調整に欠かせません。
そしてビタミンと同じく、炭水化物・たんぱく質・脂質の代謝にも関係があります。
必要量は微量であっても、生命維持をするには必要不可欠な栄養素になります。
栄養満点!簡単に食べられる食べ物ピックアップ7選
幼児期は特に、よく食べるかもしくは全然食べない子供に分かれがちですよね。両極端というか。
そんな中で、朝食を食べたがらないでママやパパを困らせるお子さんも多いのではないでしょうか?
食べ物に興味をもってもらえるように、工夫しながら、子供の好きなものを探していきましょう。
以下では、子供が食べやすい食べ物をピックアップしました。
1. おにぎり

好きなふりかけをかけて、一口サイズのおにぎりを4~5個作ってみるのもよし。定番三角おにぎり一つに、子供の好きな具を入れてにぎるのも良し。
おにぎりは割と好き嫌いをせずに、子供が口にするメニューの一つです。
2. フレンチトースト
ふんわり・とろ~りのフレンチトーストは、卵と牛乳の栄養素を一度に摂ることができて、栄養満点!
尚且つ失敗なしの理想的な朝食です。
お好みで粉砂糖やメイプルシロップをかけて召し上がると、とっても美味しく出来上がり、子供が喜びますよ!
3. ヨーグルト

健康に役立つ食品ヨーグルト。
乳酸菌が生きたまま腸に届き、同時にたんぱく質やビタミンも豊富にとることができます。
口あたりよく食べやすいので、子供の好きなフルーツなどをトッピングしてお召し上がり下さい。
ヨーグルトは食後が好ましいので、少しでも何かを口にしてから食べると、よりよい効果が得られます。
4. コーンフレーク
コーンフレークと牛乳でさくっと食べられ、時間のない時でも簡単に作ることができます。
健康目的・栄養目的とされるコーンフレークは、お菓子と認識されてしまうこともしばしば。
しかしながら、食欲のない時などには、コーンフレークで朝食をとっても良いでしょう。
栄養バランスが心配な方は、フルーツグラノーラや野菜グラノーラを少々トッピングしてみて下さい。
5. スープごはん
スープ+ごはんでリゾット風に作ってみるのがおススメです。
夕食の残りのスープを使ったりもできるので、朝から簡単に作ることができます。
汁気があるので、喉ごしが良く、お腹にしっかりと溜まるのも特徴!
寒い冬に食べると、体がホカホカして温まり、1日の始まりを気持ちよくスタートさせることが出来ます!
大人も一緒に!1日中パワフルに過ごすことができますよ。
6. 子供サラダ
野菜嫌いな子でも、心配なし。食べられる野菜で、サラダを作りましょう。
豆腐やチーズ、フルーツなどで、見た目を工夫します。野菜やフルーツは、ビタミンがたくさんとれるので、朝には是非おススメです。子供が食べやすいヨーグルトサラダにしても良いでしょう。
7. グリーンスムージー

子供の野菜嫌いでお悩みのママさん・パパさん必見!
子供でも飲めるグリーンスムージーを朝食に作ってみませんか?
グリーンスムージーは、成長期の子供にぴったりなビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に摂ることができます。
乳幼児に与える場合には、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜の使用に注意が必要です。
小さいお子様には、キャベツや人参で代用し、2才前後に成長してから葉物野菜を使用するようにしましょう。
朝にぴったり!子供向けの朝食レシピおすすめ3選
手作り、簡単!子供が大好きなレシピをご紹介します。
1. たまごサンド

材料:食パン(薄切り)4枚、卵2個、牛乳大さじ1/2~1、マヨネーズ大さじ1~2、塩・こしょう少々、砂糖少々、マスタード適量、バター(無塩バターがおススメ、常温で溶かす)少々を適量。
作り方
- 茹でた卵を殻で黄身と白身に分ける。黄身を潰して、マヨネーズと牛乳を加えて混ぜ合わせ、更にバターを少々加えて混ぜる。
- 白身をみじん切りにして加え、塩・こしょう・砂糖で味を調える。
- 麺麭にバターとマスタードを塗る。2枚1組にして、卵を1/2ずつたっぷりのばし、もう1枚で挟む。
- お好みの大きさに切ったら、できあがり!
お好みでキュウリやトマト、チーズなどを一緒に挟んで食べても美味しいですよ。
その際は、野菜の水分をしっかり切ってお使い下さい。
2. バナナパンケーキ

材料:薄力粉大さじ1、卵1/2個、牛乳大さじ1、バナナ1/2本、バター少々
作り方
- ふるいにかけた薄力粉に、卵と牛乳をよく混ぜ合わせる。
- バナナは皮をむいて、フォークの背でつぶし、1に加える。
- フライパンにバターをひいて、2を焼く。
- 表面がぷつぷつしたら、裏がえして、両面にうっら焦げ色がつくように焼いたら出来上がりです。
バナナを使って、自然の甘味をだし、ふっくらと焼き上げたパンケーキは、お腹にしっかりとたまります。
お好みでシロップをかけて召し上がり下さい。ヨーグルトを添えても美味しくいただけます。離乳食のお子様にも向いているレシピです。
3. 鶏と卵の親子スープ

材料:鶏もも肉60g、長ネギ1/2本、卵1個、中華スープの素(顆粒)小さじ1
作り方
- 鶏肉は5㎜角にし、長ネギは薄切りにします。
- 鍋に水150㏄と長ネギを入れて火にかけ、沸騰したら鶏肉と中華スープを加えます。
- 弱火にして3分間煮込みます。
- 中火にして鍋をかき混ぜながらよく溶いた卵を少しずつ流し入れ、卵が固まったら出来上がりです。
体がほかほかあたたまるスープは、冬場にぴったり!
ごはんを入れて、スープご飯にしても美味しくいただけます。溶いた卵は、大きくかき混ぜると見た目によくできあがりますよ。
朝ごはんを食べる習慣をつけて、元気に1日を過ごそう
毎朝、食べる習慣をつけることは、成長を遂げる上でとっても大事なことです。子供が保育園や幼稚園に通うようになり、お昼前にお腹が空いてしまっても、家にいる時のように自由な時間に食べることができません。
我が子がお腹をすかしている事を想像すると、親にとってはいてもたってもいられないですよね。そうならない為にも、朝はきちんと食べ、元気いっぱいに活動するエネルギー源を与えてあげましょう。
小さい時から朝ごはんを食べる習慣がある子供は、大人に成長してからも朝食を摂ろうという意識をもち続けます。
朝食の大切さを子供に教え、その教えがずっと受け継がれていきますように。
食べたがらないお子様には、朝から少しづつ、少しでも何かを口にしてもらえるように、頑張って下さい!

