歯は一生の宝物。
歯は一生使うものだからこそ、赤ちゃんの時から大切にしてあげたいですよね?
乳歯は永久歯の土台とも言われ、乳歯が虫歯になってしまうと、今後の歯並びにも影響します。
子供の健やかなお口と身体の成長を守る為にも、虫歯にならないように予防をしてあげましょう。
今回は、虫歯予防に効果的な方法や虫歯の原因、親が知っておくべき知識を詳しくご紹介します。

子供の歯を守る為に!親が知っておくべき知識とは?

予防法はもちろんのこと、乳歯の虫歯についての知識も一緒に心得ておきましょう。
虫歯ができやすい4つの部位を要チェック
虫歯ができやすい箇所は4つ。
「奥歯と奥歯の間」「奥歯の溝」「歯と歯ぐきの間」「上顎の前歯と前歯の間」です。
まず始めの2箇所「奥歯と奥歯の間」「奥歯の溝」は、歯ブラシでは届きにくい場所になるので、乳歯はもちろん、永久歯に生えかわった時も要注意です。
歯と歯の隙間は、見た目ではわかりずらく、汚れがたまると虫歯が進行しやすい危険エリア。
歯ブラシでおとしきれない汚れは、デンタルフロスを使用するようにしましょう。
次に歯と歯ぐきの間は、慎重にブラッシングする必要があります。
特に子供の歯ぐきは柔らかく、ちょっと当たっただけでも血がでてしまうので、磨き忘れが多い箇所です。
最後に上顎の前歯と前歯の間は、根元のあたりにできやすく、主に母乳やミルクで虫歯になります。
各ポイントに気を付けながら、歯磨きをするようにしましょう。
乳歯の虫歯は白!
乳歯の虫歯は黒ではなく、白だということを認識しておきましょう。
白い虫歯は黒い虫歯に比べて気づきにくく、進行速度が速いのが特徴です。
自分ではわかりずらく心配だという方は、定期的に歯科に通うようにしましょう。
痛みが出にくい
子供は痛みの感覚が未発達の為、歯に痛みがあっても気づきにくく、そのまま虫歯が進行してしまう恐れがあります。
子供が痛いといって気付いた時には、「虫歯で穴が開いていた」「歯茎が腫れている」とうい状態になっていることもしばしば。
普段から仕上げ磨きの際に、子供の歯をよく観察するようにしましょう。
乳歯のエナメル質はとっても薄い
歯の表面には、エナメル質という歯の表面を覆っている外側の層が存在します。
このエナメル質は、無色透明で、歯の神経を様々な刺激から守るという大事な役割をしています。
乳歯は、水分を多く含んでいる為、とても柔らかく、厚さ1~2㎜と永久歯の半分の厚みしかありません。
その為、細菌に対する抵抗力が弱く、エナメル質の内側に存在する「象牙質」に入ってしまうと虫歯が一気に進行してしまいます。
永久歯は生えてから2年間が虫歯になりやすい
一般的に6歳前後になると歯が生えかわり始めます。
永久歯は、今後一生使う大事な歯。
その生えたての歯は、構造がまだ未完成なので柔らかく、虫歯になりやすいと言われています。
乳歯が抜けた後の生えかけの臼歯は、歯肉がかぶさったりして、とても磨きにくいですが、生えかけの歯は大切に!
やさしく歯ぐきを傷めないように磨いてあげるようにしましょう。
子供の虫歯の原因は?

虫歯は一度なってしまうととってもやっかい!子供に多大なストレスを与えるばかりか、お金も時間もかかります。
そうなる前に、虫歯になってしまうメカニズムや原因を知っておきましょう。
虫歯になるメカニズムは?
虫歯は、歯垢の中に潜んでいる虫歯菌(ミュータンス菌)によって、歯が溶かされる病気です。
ミュータンス菌は、糖を栄養分として活発に酸を作り出し、その酸が歯を溶かすことで、侵食され歯に穴を開けます。
歯の石灰化が完了していない乳歯は虫歯になりやすく、一度虫歯になると進行しやすい特徴があります。
子供の虫歯に気付かずそのまま放置しておくと、冷たいものを食べた時に歯がしみたり、痛みを感じたりするようになります。
虫歯になる4つの要因
寝かしつけの際の授乳
添い乳しながらの寝かしつけは、ママにとってもラクなため、なかなかやめられないことが多いでしょう。
しかし寝かしつけの授乳は、子供の歯の前歯付近に母乳やミルクが溜まりやすく、夜間は唾液量が減る為、虫歯になりやすくなります。
寝かしつけの授乳の習慣を変えるには、時間と根気が必要です。最初はものすごく泣いて、授乳をせがみますが、根負けしないように、授乳以外で寝かしつける方法を考えましょう。
できれば1歳前後に断乳するようにするのがベストです。
だらだら食べやながら食べ
食事をした後の口内は、糖などの食べ物の影響で、歯からカルシウムが溶けだす脱灰(だっかい)と唾液によって殺菌消毒する再石灰が行われています。
子供に見られるだらだら食べやながら食べで長時間にわたる食事時間は、再石灰の機会が失われ、虫歯ができやすくなります。
全部食べてほしいのは山々ですが、だらだら食べ始めたりした時は時間に見切りをつけてあげることも大事でしょう。
大人からの感染
虫歯菌は、パパやママなどの大人から感染します。
赤ちゃんから6歳くらいの間の子供には絶対に虫歯菌をうつさないように、大人がかみ砕いたものをあげたり、コップや箸など食器の共有、食べ物の共有、お口にキスなどは絶対にしないようにしましょう。
ジュースやおやつ
子供はジュースやお菓子などの甘いものが大好き。
口の中に長く留まる飴やガム、粘着性のあるキャラメルやチョコは、歯のくぼみや隙間に入りやすい為、小さいうちからあげないようにするのが良いでしょう。
また果汁やイオン飲料も、日常的に飲み続けると虫歯になりやすくなります。
子供の虫歯を予防!効果的な7つの虫歯対策とは?

子供の虫歯をシャットアウト!ミュータンス菌を撃退する対策方法を7つご紹介!
1.毎日の正しい歯磨き習慣で、口内を清潔に
口内を清潔に保つには、歯を磨くことが一番!歯みがきを嫌がる子は、虫歯になるリスクが高く、ミュータンス菌に感染してしまいます。
食べた後は必ず歯磨き!寝る前に歯磨きをした後は、ミルクや母乳を口にしないこと。
そして子供が歯磨きに抵抗をもたないように、毎日の歯磨きを楽しくさせる工夫をすること。
虫歯になりやすい歯と歯茎の間や奥歯のみぞをしっかり磨き、正しい歯磨き習慣をつけるようにしましょう。
2.乳歯が生え始めたら歯磨きガーゼで拭く
歯を磨く前の第一歩として、乳歯が1本でも生えてきたら、歯磨きガーゼで汚れをぬぐうようにしましょう。
大人の人さし指でやさしく口をふくことができます。
筆者のおススメは、ピジョンの歯みがきナップや和光堂の歯みがきシートベビーです。
キシリトールが配合されているので、十分な虫歯予防ができます!
小さな頃から、口の中にものが入る感覚を覚えると、歯ブラシにも抵抗なく、歯をみがくことができますよ。
上下の歯が生え始めてきたら、歯磨きガーゼから子供用歯ブラシに移行するようにしましょう。
3.フッ素塗布を行う
歯医者では定期的に乳歯のフッ素塗布を行っています。
歯の汚れや歯石を綺麗にクリーニングした後、高濃度のフッ素を歯に取り込み、歯のエナメル質表面を強化してくれるので、虫歯予防にとっても効果的です。
虫歯がなくてもフッ素をぬってもらえるので、歯が生えてきたら3カ月に1度もしくは、半年に1度、歯医者に通うようにしましょう。
正しい歯の磨き方も指導してくれますよ。
4.シーラントを行う
シーラントは、虫歯になりやすい奥歯のくぼみの溝部分に、プラスチックを埋め込んで虫歯を防ぐ方法です。
これにより磨き残しを防ぎ、半数以上の割合で虫歯の発生率を下げることが出来ます。
シーラントは、健康保険を使うことができ、歯1本につき約400円ほどになります。(場所により値段が違います。)
一度装着してもとれる可能性があるので、フッ素同様、定期的に歯医者に通い、外れてしまったらメンテナンスをするようにしましょう。
メンテナンスを怠り、とれてしまった状態で放置しておくと、シーラントの下部分に菌が入りこみ、虫歯の範囲が広がってしまう恐れがあります。
メリットとデメリットを知った上で、シーラントを行うようにして下さい。
5.デンタルフロスを使用する
歯ブラシでは落ちにくい歯と歯の間の汚れを落とすには、子供用のデンタルフロスが大活躍します。
子供の口に合わせたヘッドで、握りやすく歯茎を傷めないように配慮して作られているので、歯のお手入れがキレイにできます。
日本では大人でもあまり馴染みがありませんが、欧米では小さい頃から使うのが当たり前。
奥歯が生えてきたら、使ってみましょう!
6.食生活で口内環境を整える
再石灰化を促す為には、唾液の分泌を良くすることにあります。
柔らかいものではなく噛みごたえのあるものをよく噛んで食べると、唾液が分泌され、顎や脳が発達、そして永久歯に生えかわった時に歯並びがよくなるというメリットがあります。
バランスの良い食事で、虫歯に負けない歯の土台作りをし、食後には、水分をたくさん摂るようにしましょう。
十分な水分を摂ることで、口の中に残った食べ物や糖分を綺麗に洗い流してくれます。
7.おやつは軽い食事に切り替える
幼児期は3食の食事の他に、補食として10時と3時におやつを食べる習慣がありますよね?
市販のお菓子は、高カロリーに加えて、砂糖や塩分、脂、着色料、保存料などの添加物がたくさん入っているので、歯はおろか身体にもよくありません。
糖分の多いお菓子や甘いジュースは控え、おやつには、食事で摂りきれなかった栄養を補えるものを与えるようにしましょう。
おススメは、おにぎりやお餅、さつまいも、野菜スティック、季節の果物などです!
栄養満点で、身体にもやさしい。子供の歯と身体つくりをするのに、もってこいのおやつです。
自宅でできるケアはしっかりと!虫歯予防をしよう

子供の口内環境ケアをしていくのは親の役目です。
始めの第一歩は、歯磨きガーゼから!そして子供に歯ブラシをもたせて、口の中に何かが入っても大丈夫だ!という認識をもたせてあげるところから始めましょう。
実践的な訓練によって、今後の歯磨き習慣が変わってくると思います。
歯磨きを嫌がる子には、無理強いをさせないように、絵本や動画で歯磨きが楽しいと思えるように教えてあげることが大切です。
乳歯から永久歯に変わっても、磨き残しのない正しい歯磨き習慣と仕上げ磨きで、子供の歯を守ってあげて下さいね!

