子育て・ライフ

スマホ子守りに日本小児科医会から警告!スマホが子供に与える悪影響とは?

誰もが所持するスマートフォン!スマホは現代の生活においてなくてはならない必需品です。

子育てママ達の間でもSNSのやりとりや情報検索ツールに加え、忙しい時の子守りがわりになってくれるとっても便利なもの。

しかし一方でスマホが子供に与える影響が問題視されています。

あの日本小児科医会からも警告が出たほどです。

それではスマホが子どもにどんな影響を与えるのか、また、スマホの影響から子供を守るための方法をご紹介します。

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スマホの子守りに日本小児科医会から警告が!

日本小児科医会が2013年に「スマホに子守りをさせないで!」というポスターを公表しました。

ポスターで警告している内容は以下にあります。

〇:赤ちゃんと目と目を合わせ、語りかけることで赤ちゃんの安心感と親子の愛着がはぐくまれます。

×:ムズかる赤ちゃんに子育てアプリの画面で応えることは、赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性があります。

〇:親子が同じものに向き合って過ごす絵本の読み聞かせは、親子が共に育つ大切な時間です。

×:親も子供もメディア機器接触時間のコントロールが大事です。親子の会話や体験を共有する時間が奪われてしまいます。

〇:散歩や外遊びなどで親と一緒に過ごすことは子供の体力・運動能力そして五感ををはぐくみます。

×:親がスマホに夢中で赤ちゃんの趣味・関心を無視しています。赤ちゃんの安全に気配りが出来ていません。

 

このポスターが発表された2013年からから現在を比べると、スマホ普及率は明らかに上昇しています。

ポスターの文言をみる限り、子育てにおいてとっても大事なことがかかれている一方で、スマホでの子守りを全面的に否定している内容になっているともとれます。

もちろんこのような内容はあくまで警告です。

しかしながら、スマホに頼らなければならない子育ての現状を理解し、忙しい時、手が離せない時の解決法(例えばNPOの紹介や自治体の子育て支援など)も提示してくれたら、スマホ子守り以外の選択肢を広げることができると思います。

スマホ育児が悪いばかりではない?5つのポイントに着目してみる

スマホ育児=スマホ子守りが危ないといわれる中でも、この時代だからこそのメリットがあります。

悪いばかりでない理由を以下でみてみましょう。

1.スマホで遊ばせることで家事の時間が出来る

スマホをわたしておけば、スマホで遊んでくれるので、やらなければいけないこと(家事や仕事)がはかどります。

というと、昔はどんなに忙しくても両立していた母親はいたと思いますが、それはそれは大変であったと思います。

特に料理をしている時など、危険と隣り合わせになったこともあるでしょう。

 

家事や仕事など「やらなければいけないこと」をスムーズにできると、それだけ子育てにも余裕をもって接する時間が増えます。

すると子供と遊ぶときにも全力で心に余裕を持って遊べます。
そしてまた家事や仕事など、やらなければいけないことに集中して取り組む。といったメリハリをもって過ごすことができます。

そして子ども側も集中して遊んでくれるので、親がみていない時に触ってはいけない物に触って怪我をするなどの危険回避につながります。

2.子供の知育ができる

子供のために開発された知育アプリは、遊びながら生活に関する事を学んだり、英語などの外国語学習を手軽にゲーム感覚で遊べるという利点があります。

このようなアプリは、大変便利で楽しいものだというのは言うまでもありません。

スマホのない時代は、子供の知育に高額な絵本やおもちゃを買う必要があり、子供が気に入らなければ仕方がないという感じでしたが、知育アプリは無料・有料のものがあり、無料のものでも十分に役に立ちます。

このように、子供がとっても興味をもってくれるので、今の時代たくさんのおもちゃや本を買う必要がなく、経済的な負担が減るというメリットもささやかれています。

3.赤ちゃんがすぐに泣き止む

赤ちゃんが公共の場所で泣いたりすると、泣き止ませるのに必死になります。

特にバスや電車の中で泣かれてしまうと、周りの目が気になって、親もパニックになってしまいます。

そんな時の強い味方がスマホです。

スマホをわたすとすぐに泣きやんで画像に真剣になり、静かになってくれます。

最近、0歳に人気のアプリは、「あかちゃんの泣き止み音アプリ」です。

このアプリは、赤ちゃんが泣き止む確率が高いとされる8種類の生活音を再生させるアプリで、夜泣きにも効果があると言われています。

どうしてもあやしてあげられない状況や手におえない時に有効活用できるとっても便利なものです。

4.しつけができる

歯磨きやトイレトレーニングといった生活習慣のしつけがなかなか進まない時やいうことをきかない時など、アプリでしつけができるしつけアプリがあります。

ちょっと前から話題になっている「鬼からの電話」は、子供がいうことをきかない時。実際に着信音がなり、鬼から電話がかかってきて「家にいってもいいですか?」と話しかける。子供がびっくりしていい子になってくれるアプリです。

鬼以外にもおばけバージョンもあり。

他、しまじろうやアンパンマンなどの子供が大好きなキャラクターがお子さんのやる気を促し、応援しながら生活習慣を一緒に行うものなど、生活に役立つアプリでしつけをスムーズに行うことができます。

5.無駄な荷物をもつ必要がない

赤ちゃんのお気に入りのアプリさえあれば、おでかけの際におもちゃをもっていく必要がありません。

また、お財布ケータイや赤ちゃんの情報をアプリで管理すれば、財布や母子手帳を持ち歩かず出かけられるので、身軽な状態でいることができます。

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やっぱりスマホ子守りはNG!スマホが子供に与える影響とは?

スマホ子守りがよくない理由、デメリットをみていきましょう。

1.スマホ依存、スマホ中毒になってしまう恐れ

スマホは小さなあかちゃん、そして子供が簡単に操作できるので、ついつい時間を忘れて夢中になりがちです。

興味をひくアプリが多数ある為、毎日スマホで遊ぶ習慣がついてしまうと、スマホ以外のおもちゃに興味を示さなくなる。スマホをとりあげると泣き止まなくなる。といったことになりかねません。

スマホ依存・中毒にさせない為にも、スマホに子守りを頼りすぎないよう注意が必要です。

2.子供同士で触れ合う時間が減り言葉や情緒の発達に影響を及ぼす恐れ

子どもはパパやママ、兄弟姉妹との関わりの中で言葉を習得し、情緒を育んでいきます。

その関わりがスマホにより希薄になると、人間関係を築く為の能力が育たず、言葉や情緒の発達が遅れてしまう可能性があります。

実際に、1日1時間以上のスマホやDVDの視聴をしていた子は、脳の言語理解を司る部位が萎縮してしまうという実験結果があります。この状態になってしまっても、スマホ断ちをすれば知能の回復が可能です。

知育アプリだけでは、人間的に大切なことを学ぶことは出来ません。

親子のふれあい、コミュニケーションを増やして、子供と向き合いましょう。

3.視力の低下を引き起こす可能性

赤ちゃんや幼児期の子どもの目は未発達です。子どもの目は1歳頃に0.1程度になり、4~5歳頃に1.0の視力に発達します。

その後視力の発達は8~10歳くらいまで続きますが、小さいうちに発達しなかった視力は取り戻すことができません。

なぜなら、スマホの液晶画面から発するブルーライトが目を刺激し、その影響で目の網膜や角膜を傷つけてしまい、視力低下につながるからです。

幼児期に近視が始まってしまうと進行が早いので、視力がどんどん低下してしまいます。

スマホ使用時は、休憩をとりながら、長時間の使用は絶対にしないようにしましょう。

4.睡眠障害がおきる可能性も

ブルーライトは、良質な睡眠を妨げます。このブルーライトを浴び続けることにより、メラトニンの分泌が抑制され、脳が興奮状態に陥ります。

それにより体内時計や自律神経が乱れ、寝付けなくなる。眠りが浅くなるといった睡眠障害をおこします。

これは大人も子どもも同じであり、特に赤ちゃんや幼児期の子どもは刺激を受けやすい状態にあります。

睡眠障害で眠りが浅くなると、夜泣きにもつながり、成長に影響がでてしまいます。

睡眠バランスを崩さない為にも、スマホの使用時間に気を付け、寝る前の使用は控えましょう。

スマホの影響から子どもを守るためには?

メリットもあればデメリットもあるスマホ。そんなスマホから子供を守る為の改善策をみていきましょう。

時間管理は徹底的に

スマホに育児をお願いする時は、何時から使用し始めたかを確認し、使用中は、できるだけ早く自分の用事をすませるように努力しましょう。

ついついだらだらと使用させてしまう場合には、時間の経過が視覚的にわかるように表示してくれるアプリや、使用時間に制限をかけるアプリを活用し、スマホ依存症予防対策として導入してみましょう。

また、スマホ以外のテレビやDVDでも同じです。1回に30分以上を超えることのないように気を付けましょう。

一定の距離で使用する

画面から近距離且つ下を向いた状態での使用は、脳・目・身体に悪影響を及ぼします。

こういったことから子供の健康を守る為にも、明るい場所で一定の距離を保ち、姿勢を正して使うようにしましょう。

くれぐれも画面に顔を近づけすぎないように注意しましょう。

スマホスタンドの活用をおススメします。

ブルーライトカットフィルムを使用する

液晶画面に貼り付けている通常のフィルムはブルーライトを約30%しかカットすることができません。

しかしブルーライトカット用の液晶保護フィルムは、ブルーライトの影響を90%もカット!

この保護フィルムで、反面のぎらつきを抑制・目に有害な紫外線を遮断するUVカットができ、目に与える影響を軽減させることが可能になりました。ブルーライトカットフィルムに換えていない方は、すぐに換えるようにしましょう。

他、子供が成長したら、ブルーライト対策めがねの使用も検討してみると良いでしょう。

親子で規則正しい生活を送る

早寝早起き習慣、3食のバランスのとれた食生活、お散歩などの有酸素運動など、規則正しい生活を心がけ、スマホをいじる習慣をたつようにしましょう。

規則正しい生活の始まりは朝にありです。

体内時計がくるってしまっている時は、朝起きた時にカーテンを明けて、陽の光をたっぷり浴びるようにすると良いでしょう。

育児にもスマホをうまく活用出来ないか話し合いを!

子育て中のスマホ使用には、賛成派・反対派の意見が分かれます。

良し悪しの意見が飛び交う中で、筆者が思う最も大切なことは、親自身がどのようにスマホを活用して、どう子供に接するかだと思います。

子供の人格育成に重要な幼児期だからこそ、スマホだけでなく大切な何かを親子で見つけていけるようにするのが良いと思います。

親自身もスマホに夢中で、子供にもスマホを使用させている。これでは議論が起こって当然です。

最近ちょっとスマホにお世話になっていると感じている方は、メリットデメリットを理解した上で、今日から改善するようにしましょう。

一度、夫婦でスマホ活用について話し合ってみて下さいね。

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