赤ちゃんの子育ては楽しいことも多い一方、色々な悩みもつきものです。
そんな子育てストレスを解消する為にも、温泉旅行に行きたいと考えてませんか?
今は赤ちゃん連れにも優しいお宿やホテルがたくさんあります。
今回は、赤ちゃんと初めての温泉旅行にいく時期や必携の持ち物、入浴する時の注意点、宿選びなど、知っておくと便利なポイントをご紹介します

目次
赤ちゃんと温泉デビュー!いつから入れる?

赤ちゃんが温泉に入っても良しとされる時期は、特に決まりがありません。
しかし一般的には、赤ちゃんの首が据わり始める生後3カ月~または、お座りができるようになる生後6か月~に温泉旅行につれて行くという方が多いようです。
自分の子供が赤ちゃんの時の温泉デビューは生後4カ月でした!8月生まれで12月の冬場に初めて温泉に連れて行きました。
生後半年以降になると、膝に座らせたり、抱っこをしたりしながら、赤ちゃんと一緒に温泉に浸かることができるので、気持ちよく入浴することができますよ。
赤ちゃんが生後3カ月以内の場合は、赤ちゃんの体調はもちろん、ママの体調にも注意が必要です。
沐浴している時期やへその緒が渇いていない、帝王切開後など、身体の回復が十分でない時期は控えるようにしましょう。
また、場所によっては、オムツをしている乳幼児の入浴は禁止とされている温泉もあります。
赤ちゃんとの初めての温泉旅行に持っていくべき6つの持ち物とは?

初温泉旅行を成功する為にも、赤ちゃんのお泊りグッズはマストになります。
多少荷物は増えますが、想定外のことを考えて、普段から使っているものなどをもっていく必要があります。
以下にて、最低限必要な持ち物を確認しましょう。
1.着替えを多めに2~3枚
宿泊する日数にもよりますが、着替えは、多めにもっていくようにしましょう。
特に寒い日は、短肌着、長肌着、アウターを着るようにし、温泉から出た時の体温管理をしてあげましょう。
2.おむつ&ウエットティッシュ
おむつはなるべく多めにもっていくようにします。筆者の経験から、ママバッグに換えのオムツを入れてはいたものの、旅行かばんに翌日のオムツを入れ忘れ、泊まったホテルで販売してはいたものの、1枚いくらと高くついた経験があります。
田舎の旅館の場合、近所にドラッグストアやスーパー、コンビニがなくオムツが買えないということもあります。
オムツとウエットティッシュはマストな必需品です。絶対に忘れないようにしましょう。
3.ミルク&離乳食
1泊だけならミルク1缶をもっていく必要はなく小分けにしてもっていく方法や、ステックになっているミルクを持参するのが便利です。
旅館で離乳食を用意してくれるところもありますが、自分でももっていくと良いでしょう。
4.ハンカチやタオル、ブランケット類
いつもお使いのブランケットがあると、赤ちゃんも安心して寝ることができるでしょう。
また、お部屋の空調などからの体温管理や急なオムツ換えの時にもブランケットが役立ちます。
赤ちゃんが温泉で入浴する時のハンカチやタオルなんかも自分で用意しておくと良いでしょう。
5.赤ちゃん用のボディーソープや石鹸、クリーム
温泉施設に赤ちゃん用のボディーソープや石鹸がおいているとは限りません。
浴場にあるものを使っても問題ないとは思いますが、赤ちゃんのデリケートなお肌を守る為にも、普段からお使いのボディーソープや石鹸の使用が好ましいでしょう。
旅行用の小瓶に小分けして持参すると、荷物が減って便利ですよ。
お肌の乾燥対策にも、保湿クリームをもってでかけるようにしましょう。
6.保険証
万が一の体調不良や怪我などを想定して、保険証は持ち歩くようにしましょう。
保険証のみならず、母子手帳の持参もおススメします。
赤ちゃんと温泉に入る時の注意点は?

温泉は普通の入浴とは違います。赤ちゃんと温泉に入る前に、各ポイントに注意しながら入浴しましょう。
入浴前の水分補給はしっかりと行う
温泉はおうちのお風呂と違い温度が高くなっています。
ママも通常より少し長く温泉に浸かりたいという思いで、赤ちゃんと一緒に温泉に浸かっているとついつい長居をしてしまいがちです。
赤ちゃんはまだ言葉が話せないので、自分の体調を訴えることができません。
脱水症状を起こしたり、のぼせてしまったりしないように、水分をしっかりととってから入浴させるようにしましょう。
湯あたりにも気を付けて下さい。
排尿・排泄のタイミングをみて入浴しよう
公共施設の温泉において、注意したいのが赤ちゃんの排尿や排泄です。
入浴時におしっこやうんちをしてしまわないように、赤ちゃんの排泄リズムに合わせて、温泉に入る時間を調節するようにしましょう。
オムツがとれていない赤ちゃんの温泉入浴が可能かどうかも事前に聞いておくと良いでしょう。
浴場内移動中は足元に注意
浴場の床は大変滑りやすくなっています。
赤ちゃんを抱っこしての移動中は、足元に気をつけながら、ゆっくり歩いて移動するようにしましょう。
また、小さなお子様と一緒の時は、子供から絶対に目を離したり、手を離したりしないように気を付けましょう。
赤ちゃんや子供は水深10㎝の浅い水であっても溺れてしまいます。
入浴後は身体を洗い流してから出よう
温泉の成分は、美肌効果や疲労回復効果、冷え性改善など大人にとっては嬉しい効能がたくさんありますが、発汗機能や皮膚の機能が未熟な赤ちゃんにとっては刺激になってしまいます。
また抵抗力の弱い赤ちゃんや子供は、健康であればあまり感染の問題がないとされる「レジオネラ菌」に感染する可能性もあります。
温泉に入る前はもちろん、上がる時もしっかりと温泉の成分をしっかり洗い流してから出るようにしましょう。
湯冷めには気を付けよう
温泉から出た後の赤ちゃん連れママは、赤ちゃんに、そして自分の着替えに大忙し。
ママの他にもう一人サポートしてくれる方がいれば安心ですが、ママ1人の場合は、赤ちゃんの湯冷めが心配です。
湯冷めをして風邪を引いてしまう場合もあるので、赤ちゃんを先にささっと着替えさせてあげるか、もしくは、温かいバスタオルで包んであげるかして湯冷めをさせないようにしましょう。
空いている時間に温泉に入ろう
夕食前後の時間帯は一番混み合う時間帯になります。そういった時間に温泉に入ろうとすると、赤ちゃんが泣きだして周りに迷惑をかけてしまわないかどうかと焦り、リラックスして温泉に入ることができません。
赤ちゃんの生活リズムに合わせることも大事ですが、なるべく空いている時間帯を利用して入浴するようにしましょう。
温泉は、昼頃が一番空いている時間帯になります。
赤ちゃん連れ温泉宿の選び方4つのポイントとは?

赤ちゃん連れの温泉旅行を成功させる鍵は、温泉宿にあります。
親子にとって居心地が良い場所かどうか、赤ちゃんが気に入ってくれるかどうかがポイントです。以下にて詳しくみてみましょう。
1.和室タイプ
赤ちゃんには、自由に動き回れる和室がおススメです。和室であれば、寝る時も安心。
洋室しかない場合、赤ちゃんの遊べるスペースを用意しているお部屋だったり、ベビーサークルやベビーベッドが用意してあるお部屋があります。
予め赤ちゃん向けのサービス内容を確認しておくと良いでしょう。
2.お部屋食が出来る
お部屋食なら、赤ちゃんが泣いても周りの目を気にすることなく、迷惑がかからないのがメリットです。
赤ちゃんが寝ている場合は、お部屋に寝かしておくことができるので、ゆっくりお食事を楽しむことができます。
宿によっては、朝晩お部屋出ししてくれる嬉しいプランもありますよ。
離乳食を出してくれる宿もあるので、チェックしてみましょう。
3.貸し切り風呂や部屋に内湯がある
貸し切り風呂や内湯があると、いつも通りに入浴することができます。
貸し切り風呂の場合は、予め入浴時間を決めて、宿の方に予約をする必要があります。
赤ちゃんの生活リズムに合わせて、入浴時間を決めましょう。
またお部屋に内湯があれば、好きな時間帯にゆっくりと湯船につかることができます。
どちらもない場合は、ベビーバスの貸出を行っている宿もあります。ベビーバスがあれば、お部屋の浴室でお風呂に入れることができるので、安心ですね。
4.赤ちゃん・お子様連れ歓迎の宿
赤ちゃんとの旅行に不安を抱えているパパやママを気持ちよく受け入れてくれるファミリー向け宿があります。
スタッフも赤ちゃんの対応に慣れているので、赤ちゃんがギャーっと泣いてもやさしく対応してくれます。
他にも赤ちゃんや子供が喜ぶプレイスペースがあったり、託児施設がついていて夫婦がゆっくりする時間を設けることができたりするなど、リラックスして過ごすことができます。
赤ちゃん・妊婦さんには「単純温泉」がおススメ!
温泉にはさまざまな泉質がありますが、中でも赤ちゃんや妊婦さんには「単純温泉」がおススメです。
単純温泉は、温度が25度以上で、お湯に含まれているミネラルが1kg中、1g以下である為、お肌にとっても優しい温泉です。
成分の量が一定に達しておらず、他の温泉と比べて成分が多く含まれていない為、透明で無色・無臭であるのが特徴です。
しかしながら、赤ちゃんや妊婦さん、お年寄りも安心して入浴ができ、身体の疲れを癒しながら、心まであったかくする!そんな温泉は、特別なものではないでしょうか?
硫黄泉・酸性泉・炭酸水素塩泉などの刺激のある温泉は、赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうので、絶対に入らないようにしましょう。
家族で温泉旅行を楽しもう!

赤ちゃんを連れての初旅行は、いろいろ心配事がともないますが、行ってよかったな。また行きたいなと思うような温泉宿を見つけることが大切です。
その為には、事前のリサーチを徹底的に行いましょう。
事前に宿泊先に小さな子供がいることを伝えておくと、宿泊側が子供が過ごしやすいお部屋に配慮してくれることがあります。
温泉は日本だからこその文化です。上記の記事をご参考に、楽しい温泉旅行にして下さい。
温泉で日々の疲れを癒したら、現実世界に戻って、育児を頑張りましょう!

