離乳食が始まり、だんだんと食べられるものが増えてきた頃にパパ・ママの頭を悩ませるのが『遊び食べ』です。
パパ・ママが食べさせてあげているうちはいいのですが、手づかみなどで子供が自分で食べるようになってくるとどうしても「遊び食べ」が始まります。
いくら注意しても止めなかったり、余計にいたずらがエスカレートするとイライラもピークに!
このようにパパ・ママのイライラの原因にもなる遊び食べ、なるべく早めに解決したいですよね。
こちらの記事では、離乳食の遊び食べをどうにかするための対策を6つご紹介いたします。

目次
イライラも今日でお終い!離乳食の遊び食べをどうにかする6つの方法
生後半年を過ぎると母乳やミルクから徐々に離乳食へ移っていきます。
最初の頃は、赤ちゃんの一つ一つの仕草がかわいらしいのですが、だんだん大きくなると食事中に遊び始めます。
食べ物を手で掴み、顔全体に付けてみたり、ぐちゃぐちゃとこねてみたり、投げてみたり、テーブルから落としてみたり・・・。
大きくなると、椅子から立ち上がりどこかに遊びにいってしまい、食事どころじゃなくなります。
こういったいわゆる『遊び食べ』にはどのようは方法が有効なのでしょうか?1つずつ見ていきます。あなたにあった方法がきっと見つかるはずです。
【対策1】食べる時間を決める

ママの気持ちとしてはせっかく作った離乳食ですから、全部食べてほしいですよね?
ですが、だらだらと30分も1時間も食べさせていると赤ちゃんは飽きてしまいます。生後半年~1歳くらいの時期は、集中できるのはほんのわずかです。
子供に合わせて10~15分くらいの食事時間を決めて、時間になったら片づけるというメリハリをつけましょう。
大体15分を過ぎると食べるという事への集中力はなくなり、“食べ物で遊ぶ”という方向へ頭が行ってしまいます。
これも悪い遊び食べの原因となるので、だらだら食べはやめるようにしましょう。
【対策2】手づかみメニューを1品用意する
離乳食を全部赤ちゃんの前に出してしまうと、全てぐちゃぐちゃにしてしまう可能性があります。
何か1品手づかみで食べられるものを赤ちゃんの前に置き、後はママの近くに置いておいて食べさせてあげられるようにしておくと良いでしょう。
【対策3】汚れる前提で予め掃除の準備しておく

毎回毎回だと大変だと思いますが、予め汚れる前提で準備をしておくと気分的には楽です。
具体的には、飲み物をこぼすことを想定してテーブルや机の下にタオルや新聞紙など水分を吸収するものを敷いておきます。また、ママ自身のお洋服が汚れないようにエプロンをしたり、汚れても良い服を着ておきます。
また、ティッシュやタオルはすぐに手の届くところに配置して「こと」が起きたらすぐに対処できるように準備しておきます。
子供の好きなようにやらせることで、自由な成長の手助けにもつながります。
【対策4】しっかりお腹を空かせてから離乳食をあげる
遊び食べであまり食べれなかったりすると、すぐにお腹がすいてしまっておやつを欲しがったりしますよね?
おやつは絶対に必要なものではなく、離乳食で摂りきれなかった栄養を補助するためのものです。なので、おやつをあげて空腹を満たしてしまっては本末転倒になってしまいます。
しっかりと離乳食で栄養を摂るためにも、おやつを減らしたりなくしたりと調節をして食事の時間にちゃんとお腹がすいている状態にするようにしましょう。
お腹が空いているから、遊び食べが始まる前にしっかり食べてくれるという良い習慣を作ることが最も重要だと言えます。
【対策5】表情を作り子供にママの感情を伝える

子供はママの顔を良く見ています。嬉しい時、楽しい時は子供も楽しくなります。逆に、寂しそうな顔をしたり悲しい表情の時には子供は居心地が悪くなります。ママの笑顔が見たいと思うものです。
そこで、遊び食べが始まったら言葉で注意せずに『表情』を変えます。出来るだけ自然に寂しげな顔を作ってみて下さい。初めは子供も気づかないかもしれませんが、徐々にママの異変に気付くはずです。
気づいたら、まずは褒めてあげます。そして、次のように子供に質問してみましょう。
「どうしてママがこんな顔してるんだと思う?」
このようなやり取りを繰り返すことで徐々に遊び食べも落ち着いてくることでしょう。
【対策6】ママやパパも一緒に食べる
離乳食の時期は、ママはゆっくり食べられないからと子供とは別々に食事をすることが多いですよね。
実はこれも遊び食べの原因になっているのです。
ママがご飯を食べている所を見せることで、子供も真似をしようとしますから遊び食べもグッと減ります。子供だって1人で食べるのは淋しいですから、出来るだけ家族みんなで食事を摂るようにしたいですね。
赤ちゃんが離乳食を遊び食べする原因とは?

1番の原因は、食べ物への好奇心の表れです。この時期の赤ちゃんは手指が動かせるようになり、触ったものの感触や温かさ、冷たさなどを感じて学んでいます。
『色々なものを触ってみたい!』『これを潰したらどうなるのだろう?』などさまざまな方法を試してみたくて仕方がないんです。
ですから、成長の過程として遊び食べは正常な事なのでほとんどの赤ちゃんが経験することでしょう。
怒っちゃいけない?
一生懸命作ったご飯をぐちゃぐちゃにされて正直『イラッ』とするでしょう。
でも、ここで怒鳴ったり叩いたりしてしまうと“食べる事自体”が嫌になってしまう可能性があります。遊び食べの期間はほんの数か月なので、一時の事だとグッと堪えて怒るのは我慢しましょう。
ただ、食べる気が全くなく食べ物を完全におもちゃにしているようであれば叱ってやめさせるか、食事を片づけるようにしましょう。
離乳食の遊び食べにイライラ!そんな時にやりがちなNG行動とは
「ご飯はちゃんと食べなきゃダメでしょ!!」
こうやって怒りたくなる気持ちは分かります。
ですが、子供からしてみたら、成長してきて手が動くようになり、目の前の物すべてが興味の対象です。
手で触って、臭いを嗅いで、口に入れたりして経験値を積んでいきます。興味が次々に移り、立ち歩くこともあるかもしれません。
そんな『成長のための学習行動』を親のイライラのために抑制するのは好ましくありません。
ぐっと堪えて、大きな視野で子供の成長のためだと割り切れる心の余裕が欲しいですね。
まとめ

離乳食の遊び食べって、見てるだけでイライラしてくるんですよね。早く食べてほしいし、汚くされると仕事が増えるし・・・。
でもこれって親側のエゴですよねぇ。分かってるんですけどね・・・ついイライラしちゃう。
まあ、赤ちゃんと言えども、1人1人性格は違いますし個性や個人差はあります。
そんなに酷くない子もいれば、あり得ないくらい酷い子もいてパパやママの悩みも深いはずです。
ただ、子供の成長は本当に早いものであっという間に今悩んでいることが次の悩みへと移行していったりします。
ですからあまり深刻に捉えず、成長の一過程だからと大きな気持ちで構えることも大切です。

