社会

保活っていつから始める?探し方は?保活成功のための3ステップ

2016年の流行語大賞トップ10に「保育園落ちた日本死ね」という驚きの言葉が入り話題となりましたね!

国会議員が賞を受け取るというニュース覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

一時期よりマシになったとはいえ、「保活」は現在はまだまだ社会問題として認識されています。

職場復帰を検討しているママやパパ、新しく仕事を始めたいと考えているママ・パパはどうすればよいのでしょうか?

今回は、保活を始める時期や保活を成功させるためのステップ、先輩ママの体験談など保活にまつわる情報をまとめてご紹介します。

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保活って何?いつから始めればよいの?

そもそも保活とは何なのでしょうか。またいつから始めるべきなのでしょうか?

基本的なところから押さえていきましょう。

保活とは?

保活は、その名の通り子供の保育園・保育所を探す活動のことです。

仕事をもつ親にとって保活の現状は厳しく、保育園は常に満員。

特に人口密度の高い都心部では、待機児童が多く、なかなか保育園に入れない状態です。

(ちなみに待機児童数は2017年にピークになり、2018年は少し改善しました。)

出典:http://www.garbagenews.net/

保活はいつから始めればいい?

ママやパパの仕事復帰がいつからかにもよりますが、保活は早ければ早いほど良いでしょう。

なぜなら生後すぐである0歳児からの入園希望が増えているからです。

今保育所の定員を数千人単位で増やしている最中で、実際に毎年1000人ペースで増えてはいるものの、共働き世帯の増加によりなかなか問題は解消されていないのが実情です。

 

保活は、地方自治体の各役所で情報を聞いたり、保育所を見学したりする必要があり、精神的・肉体的に労苦がともないます。

自分の希望している場所が見つかればよいですが、そう簡単にみつけることができず、そして選ぶことすらできません。

 

赤ちゃんが産まれてからと呑気なことをいっていると、赤ちゃんのお世話が忙しく、思うように動けないので、そうこうしているうちに保活の波に乗り遅れてしまいます。

0歳入園を希望の方は、子供が産まれる前から。(妊娠中に出産予定日を伝え、入園予定の目処をつけておく)

そして、1才以降からの入園をお考えの場合でも、妊娠中から情報収集などの準備を少しづつ始めることが得策でしょう。

保育園・保育所の探し方は?

保育園、保育所の探し方についてですが、とにかく保活を成功させるために重要なのが情報です。

ではどこから情報を得れば良いのでしょうか?

保活を経験した先輩ママから情報を得る

保育園・保育所の探し方としては、実際に保活をした経験のある先輩ママから情報を得るのがベストです。出来ればそういったネットワークを作っていきたいですね。

SNSなどで地元のママのグループがあれば積極的に参加してコミュニケーションをとると良いでしょう。また地元のママ向けのイベントなどに参加し先輩ママとの繋がりを作るのも有効です。

地元の子育て支援課で現状を把握

先輩ママとの「つて」が無い方は、妊娠がわかった時点で役所にいって母子手帳の交付をしてもらったその足で保育を担当している子育て支援課(※市区町村によって課の名前は違います。)に行き、現在の保育園の状況を聞いてみましょう。

保育園以外の子育て支援についても教えてくれるので、今後の子育てにためになります。

また、市区町村によっては、子育てに関するメール送信サービスを行っているところもあるので、登録するととっても便利な情報を得ることができます。

保育園の決定までの流れ・注意点

自治体から紹介してもらった保育園の中から一番自分に合う保育園を選び、まずは申請を済ませ選考結果を待ちます。

4月入園を希望の方は、前年の10月頃からの申し込みが一般的なので、申し込み日を逃さないように注意しましょう。

また場所によっては、受付が先着順のところもあります。

保育園・保育所4つの種類とは?

保育園の種類は、認可保育園と無認可保育園が基本ですが、その他子供を預かってくれる施設があります。

具体的にどのようなものなのか?以下にてその違いをみてみましょう。

1.認可保育園

児童福祉法に定められる保育園は、保育される児童に対する保育士の人数や施設の広さ、設備が整っているかどうかで決められています。この基準に当てはまり、国からの認可を受けると、世帯収入に応じて保育料が決まります。

入所の条件は、●1日4時間以上且つ16日以上働いている場合。(自治体によって内容は変わります。)

●出産の準備や出産後の休養が必要である場合。●病気や障害などの疾患がある場合。●介護をしている場合等の条件に加え、就労証明書などの収入証明書が必要になります。

2.無認可保育園

設備が整っていない、園庭の広さがない、保育士の人数が不足している等の理由により公的機関から認可を受けていない保育園になります。

しかし国から認可を受けてないからといっても、実際に認可保育園より特色のある保育園が多くあります。

またあえて国からの制約を受けたくないがために無認可保育園として行っている場所もあります。

世帯収入にかかわらず、子供の年齢により保育料が一律で、手続きが簡単にすむところが特徴です。

認可保育園と比べると保育料は高めではありますが、延長保育・休日保育などの時間外保育などが充実していることも魅力です。

自治体によっては、無認可保育園でも補助金がでる所もあるので、入所する前に一度問い合わせて聞いてみると良いでしょう。

3.認定こども園

認定こども園は、内閣府管轄の幼稚園と保育園の機能をもちあわせている施設です。

認定こども園にも種類があり、国が定めた基準において、幼保連携型・幼稚園型・保育所型・地方裁量型の4つに分かれています。

主に子育て支援の場として利用でき、保護者の働いている状況や就労状況に関係なく、どんな子供でも保育を受けることができます。

利用料に関しては、施設が設定していますが、高額な利用料にならないように市町村が審査をしています。

4.保育ママ

保育ママとは家庭福祉員という名称で、保育士の資格を保持し、面接・研修・実習試験をクリアし、区の家庭福祉員認定委員会における厳正な審査を合格された方が務めています。

保育場所は、主に保育ママの自宅になりますが、区の基準が適当と認めた場所で保育をしています。

子供を保育所に預けられない保護者にとっては、非常にありがたい制度となるでしょう。

預かってくれる子供の人数は2~3人です。

保活を成功させるための3つのステップ

失敗しない保活!ポイントを確認しましょう。

1保育園の情報収集は徹底的に!

まずは、保育園の情報を早めに得られるかどうかが勝負です。自治体で情報収集を始め、入園の条件や環境などを早めに確認するようにしましょう。

特に産後すぐに職場復帰を考えている方は、0歳から入園することになるので、入園申し込みの期間を絶対に逃してはなりません。早めに情報を入手しておかないと応募すら難しい状況になります。

上記でも紹介しましたが、妊娠中に情報収集を始めましょう。

2多くの保育園を見学しよう

我が子を通わせる場所は、子供の成長が見込める保育園へ通わせたいですよね?

ホームページや口コミがどんなに良く人気がある場所でも、保育園の方針や通いやすさ、保育料、保育士の対応など、自分の目でみて判断しなければわからないことがたくさんあります。

保育園に見学へ行く場合は、保育園に予約を入れましょう。

4~5月の保育園は、新入園の子供の対応で追われている為、通常よりバタバタしている印象を受けることがあります。

できれば6月以降の見学がおススメです。

見学時には、施設の様子や方針、保育士の人数や対応、預かってくれる時間帯や延長保育の有無など、予め聞きたい内容をメモ帳に書いていくと良いでしょう。

自宅から園までにかかる距離・時間も重要なポイントになるのでチェックしておいて下さい。

3複数個所の保育園に申請しておこう

必ずしも第一希望、第二希望、第三希望・・といった希望の保育園に入所できるとは限りません。

待機児童が多い激戦区では、入所場所が決まらず立ち往生している方が多くいます。現に、自分の息子の時には300人近い待機児童がいて、希望の保育園に入ることは出来ませんでした。

そうならない為に、情報を得て、いくつかの保育園を見学した後は、すぐに予約をいれて待機するようにしましょう。

自分のお住まいの区外や市外も広げて探し、予約を複数個所している方が大勢います。

もしもの事態を想定して、念には念を入れて広い範囲で探しておくことがおススメです。

認可外でお探しの場合、予約をした時点で予約金が必要になるところもあるので、よく確認しておきましょう。

先輩ママ達の声 保活体験談

実際に保活を経験した先輩ママ達の生の声を見てみましょう。

教育面、転園の問題で悩むママ

生後五か月あたりから保育園の情報収集をスタート。ネットで口コミや場所を調べ、見学に行って自分の目で確認するところから、私の保活がはじまりました。

そこで私の居住地区の保育園では、文字や数字、時計の読み方も教えてくれないと保育士さんから言われ、幼稚園にも興味を持ち始めたところ。

ただ、幼稚園の情報収集をしようにも、ホームページを作っていない園もいまだに多く、ネットで得られる情報が充実してないのが残念。

この地域では、認可保育園はほぼ入所できず、認可外を選択される方が多いです。でも認可外は3歳までしか預かってくれないところが多く、転園の必要があります。

途中転園は、少なからず子供に負担をかけます。保活の先が見えず、モヤモヤする日々。やはり、国の基準を満たして転園の必要ない認可保育園が、もっと充実されることを望みます!

出典:http://www.meetsmag.com/

子供の為になるべくなら転園を避けたいと思うのが親心ですよね。やっと慣れてきた園を離れ違う園へ転園することは、子供にとっても親にとっても慣れるまでが大変です。

妥協して入園を決意したママ

仕事を続けるつもりだったので、妊娠中から保育園をいくつも見て回りました。

家から一番近くて感じも良かった園を第一希望にしていたのですが、やはり人気があっては入れず、家からちょっと離れた第二希望の園になってしまいました。

通勤で使う駅と反対方向なので毎朝大変でしたが、この辺りは激戦区なので、入れただけよしとしました。

1歳過ぎてから入れたいと思っていたのですが、1歳の時点で空きがあるとは限らないので、空きの出た生後7カ月から入れてしまいました。

出典:http://www.meetsmag.com/

必ずしも自分が希望する時期に入園できるとは限りません。妥協してでも第二希望の場所に入園できたことは、運が良かったのだと思います。

第15希望まで申請し、ようやく認可園の内定が決まったママ

送迎のことを考えると自宅近辺に絞りたいところでしたが、もうとにかく内定が摂れないことには復職ができない、4月入園が決まらなくても半年しか育休を延長できないので、年度途中で空きが出なければ退職が視野に入ってくると相当な焦りがあり、電車・バス送迎前提で第15希望まで申請しました。

結果、多少遠方の認可園(第8希望でした)に内定がもらえ、ようやく心の重しが取れて安堵しているところです。

出典:http://ameblo.jp/

保活激戦区にお住まいの方は、ゆっくりした子育てどころか、保活ストレスが伴う現状です。

そういった焦りや不安を抱えている方々の為に、保育園が決まらないという悩みをいち早く解決する手立てを打ってもらいたいと願います。

保活の状況はとっても深刻!早め早めの対応で乗り切ろう!

特にワーキングマザーにとって、赤ちゃんの保育園問題は死活問題と言えることがわかりました。

区・市役所へ相談にいく時には、入所したい旨を具体的に伝え、自分の点数が何点なのか?そして同じ点数の人が何人くらい待機しているのかを聞いて、早めに保活を行うことをおススメします。

認可園が無理なら、無認可園や保育ママも視野に入れて検討するしかありません。

また激戦区にお住まいの方は、最悪引っ越しなども考えなくてはいけない可能性もあります。

どんな形であれ、保活が効率的に進みますように。一歩一歩着実に保活を進めて下さい。

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