子育て・ライフ

【体験談】妊娠したいのに出来ない理由とは?13の不妊原因をチェック

うちは結婚3年目になり「そろそろ子供が欲しい!妊娠したい!」と思って妊活をスタートしました。

しかし、すぐに授かれると思っていたのに、なかなか妊娠出来ないんです。

結果的に2年が過ぎても妊娠できずに「不妊治療」を開始しました。

結局、タイミング療法で運よく妊娠することが出来ましたが、中には本当に長期間不妊治療をされている方もいます。

そんな不妊ですが、何か具体的な原因があるのでしょうか?

今回は自分の体験談を交えながら不妊の原因と思われる問題を13個ピックアップしてご紹介します。

記事の後半に、自分たち夫婦の不妊体験談を赤裸々につづりました。

そちらも何かの参考になれば幸いです。

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妊娠できないのは排卵・受精・着床のどこに原因がある?

妊娠が成立するまでの過程は、排卵から着床までです。
卵子が成長して排卵され、卵管で精子と出会い、受精卵を形成して、子宮に着床します。

この一連の流れにおいて、どこかで何らかの問題があると、妊娠しにくい体質の原因になります。

排卵時に考えられる原因

卵巣の中には20~30個ほどの原子卵胞が存在し、その一つが成熟して排卵されます。
この排卵時において、卵胞が成長しないと排卵が起きず、妊娠につながることはありません。

排卵が起こらない原因は、過度なダイエットや食習慣の乱れ、ストレスなどが起因し、卵巣へ送る女性ホルモンの分泌がなくなっていることが挙げられます。

他にも卵巣機能不全や高プロラクチン血症・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・無排卵性月経の可能性も考えられるので、医師に相談してみましょう。

受精時に考えられる原因

排卵すると卵子が外へ飛び出し、卵管采に吸い上げられて卵管へ送られます。
性交によって膣内に射精された精子が卵管へ到達すると、卵子と出会って結合し、受精が成立します。

この時点で、卵管が細い。卵管が詰まっているなど、卵管に問題があると、卵子と精子が出会うことはありません。
また、男性側の問題として、精子の数が少なかったり、精子無力症、精官がつまっているなどの場合、子供を授かることが難しくなります。

着床時に考えられる問題

受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、1週間ほどの時間をかけて卵管を移動し、子宮へたどりつくと子宮内膜に着床し始めます。
受精卵はできるものの、着床の時点で失敗、もしくは成長できない原因は、着床障害にあたります。

着床障害は、子宮の環境が整っていない為、着床できず、着床しても成長せずに流産になってしまう症状です。
また子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮奇形、子宮内膜癒着などの病気が原因で、着床出来ないことも考えられます。

妊娠できない理由は?不妊の原因になりうる13の事とは?

ほんと赤ちゃんが欲しいのに出来ないのは辛いものです。原因が何か分からないと先に進めない感じがするものです。

ではそんな不妊の原因とは何なのでしょうか?

1.子宮頸官から分泌される頸官粘液が少ない

頸官粘液とは、子宮と膣の中間地点にある子宮頸官から分泌される粘液です。

この粘液は、弱アルカリ性で膣内の環境を変化させ、射精された精子を卵管まで導き、受精能力を高める働きがあります。

しかし、頸官粘液が少ないと、精子が膣内の酸性環境で、弱まってしまったり、死んでしまったりするので、妊娠率が低くなります。

頸官粘液の分泌が少ない原因は、ホルモンバランスの乱れや排卵誘発剤の副作用が挙げられます。

2.子宮頸官の炎症

子宮頸官の炎症は、子宮頸官の粘膜に炎症がおきている症状です炎症が起きていると、おりものが増加する。臭いがきつくなる。

おりものの状態が、黄色や黄緑色になる。酒かす状になったり、ネバネバしていたりする。といった通常と違う症状が現れます。

症状がより進行すると、発熱・腹痛・腰痛・性交痛・性交時に出血したりします。

症状をそのままにしていると慢性化し、卵管等の臓器に癒着が起きて排卵が滞り、不妊の原因につながります。

3.卵管がつまっている

卵管がつまっている状態を「卵管閉塞」と言います。卵管が塞がってしまっていると精子が通ることができないので、受精卵になることができません。

卵管閉塞は自覚症状がほとんどない為、不妊治療の検査で初めてわかるという方が多いようです。

卵管閉塞でも治療をすれば、自然妊娠が可能です。

また、卵管の通りが何らかの原因で狭くなっている状態を「卵管狭窄」といい、同じく不妊の原因になります。

4.子宮内膜に子宮筋腫がある

子宮筋腫は、30歳以上女性の約20%~30%に見られる病気であり、良性の腫瘍です。子宮筋腫と診断されても、大きさや場所によって、自然妊娠が可能です。

しかし、精子や受精卵の通り道になる卵管や卵管口を圧迫する位置に腫瘍ができてしまったり、筋腫が大きくなってしまうと不妊の原因になります。

子宮筋腫が5cm以下の場合は経過観測になり、これ以上大きくなると、薬物治療か手術で取り除く対処がなされます。

5.卵子の老化

卵子は、産まれた時から女性の体内にあり、年齢を重ねる毎に老化を辿ります。

卵子が老化すると形がいびつになり、受精しにくくなったり、細胞分裂がしにくい、着床しにくいなど、妊娠の確率が低くなります。

妊娠適齢期は、25~35歳の間と言われますが、40代でも妊娠している方は大勢います。

卵子の老化は仕方がありませんが、普段の生活習慣で老化を防ぐことができます。

6.子宮に先天的な奇形がある

子宮の奇形は大きく分けて、「重複子宮」「双角双頸子宮」「双角単頸子宮」「中隔子宮」「弓状子宮」「単角子宮」の6種類に分けられます。

子宮奇形の原因は、先天性のものと、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの後天性器質疾患によります。

子宮奇形の中で最も多い、双角双頸子宮や中隔子宮は、流産や不育症の原因になり、手術が必要になる場合があります。

7.子宮内膜症

子宮内膜症は、子宮内膜の組織が子宮以外の場所にできる病気であり、不妊症の2~4割の女性が子宮内膜症にあたります。

卵巣の病変や卵巣から出た卵子を取り込めない、精子や卵子に悪影響を与える、子宮内環境の悪化などが不妊の原因になります。

特に「チョコレート嚢胞」のように重症化すると、治療をしなければ、妊娠が非常に難しくなります。

8.子宮外妊娠

子宮外妊娠は、子宮内膜以外の場所に着床して根をはります。

卵管内の癒着・人工妊娠中絶経験などの卵管や子宮の問題で、受精卵が子宮内膜へ到達できなかったり、到達を妨げたりすることで起こります。

また、受精卵が何らかの原因で卵管采の外へでて、腹腔や卵巣等の臓器に付着してしまうという受精卵の問題も考えられます。子宮外妊娠は、妊娠の継続は不可能であり、早期の治療が必要です。

子宮外妊娠を経験したからといって不妊になるわけではありません。ただ繰り返すことで、不妊になる確率が高まります。

9.抗精子抗体

抗精子抗体は、女性の体の中に入ってきた精子を攻撃し、受精することができない状態です。不妊症の約13%に見られ、原因ははっきりしていません。

アレルギー体質の方に多く、抗精子抗体はアレルギーの一種ではないかと考えられています。しかしながら、抗精子抗体が陽性の場合、自然妊娠が極めて難しい状況です。

10.卵管内に卵子が入ってこない

卵管は、卵巣から出た卵子を子宮に運ぶ大切な通り道です。

卵管内に卵子が入れないということは、精子も同じく卵管に入ることができないので、卵子と精子が出会うことができません。

これを「卵管障害」といい、クラミジアなどの性感染症や子宮内膜症により、卵管に炎症が起きたり、卵管が詰まってしまうことで不妊になります。

11.精子の数や運動能力が足りない

男性不妊の原因には、精液1ml中の精子の数が2000万以下である「精子減少症」や精子に運動能力や受精能力がないもしくは死んでしまっている「精子死滅症」、精子がまったく形成されていない「無精子症」があります。

12.排卵障害

月1度の排卵期に、脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンや黄体ホルモンにより、数多くの中の一つの卵胞が成長→成熟し、卵膜を破って卵子が外に飛び出します。

しかし何らかの理由により、このような排卵が起きないことを「排卵障害」と呼びます。
原因は明確にわかっていませんが、月経不順や甲状腺などの器官に病気があると、排卵が起こらない原因になります。

13.クラミジア感染症

クラミジアの感染ルートは、性行為によるものであり、代表的な性感染症の一つです。

クラミジアに感染すると子宮周辺の子宮頸官に炎症が起きます。

感染しても自覚症状がほとんどない為、炎症が悪化すると、下腹部の痛みや性行為中の痛み、出血といった症状が現れ、不妊や流産の原因になります。

【体験談】妊娠したいのに妊娠出来ない悩みと不妊治療の現状とは?

まずは自分の不妊の体験談をご紹介します。

加えて、自分以外にも「妊娠したいのに出来ない!」という悩みを持っていた方の体験談をご紹介します。

【自分の体験談】不妊の事実を受け入れ不妊治療を開始した日

不妊の定義は「妊娠を望みしっかりと妊娠するための行為をしてるのに2年以上妊娠できていない状態」を指します。

実際にうちの場合も、結婚3年目に入り、そろそろ2人きりの時間も満喫したし子供を作ろうかという話になりました。

子作りを開始!でも・・・

そして、定期的にタイミングを見て夫婦の時間を作って子作りをしていました。しかし、すぐに子供が出来ると思っていたのになかなか出来ないんです。

「あれ?子供ってすぐに出来るんじゃないのかな?」という不安に駆られながらみ毎月高温期には子作りを続けました。

しかし、一向に出来る気配はありません。徐々に募っていく不安。そして、毎月来る妻の生理で「ガッカリ」するのが毎月の行事のようになってきてしまいました。

その「ガッカリ」感も徐々に大きくなっていきます。妻の残念を通り越した「ショックな顔」は今でも忘れられません。

そして、結局2年が経っても子供が出来ることはありませんでした。そこで、初めて夫婦そろって不妊外来に通い始めたのです。

不妊治療を開始!でも待ち受けていたのは想像以上の辛さ

不妊治療には女性向けの治療コースと、男性向けの治療コースがあります。女性は主に不妊の原因が子宮やその周辺にないかチェックしていきます。

男性は精子や精巣に異常がないかチェックしていきます。

実は、不妊の原因が男性にあるケースが非常に多いらしいです。だから最初は自分に原因があるのかと思っていました。

ですが、結局自分の精子には何の問題もありませんでした。

問題は妻の不妊治療でした。不妊治療ってものすごく大変で、いくつもの検査項目があります。自分が覚えている限りでは8つぐらいの検査項目があり、中には非常に痛みを伴う治療法もありました。

そして、何より不妊外来に通うたびに「暗そうな顔をした不妊治療中の女性」を目の当たりにすることになります。

ものすごく暗い雰囲氣になり、帰ると口数が少なくなってしまうのです。何が辛いってこれ一番つらかったです。精神的に辛い。幸い子作りを始めた時の妻の年齢が30前だったので、年齢的な焦りはありませんでした。

しかし結局、辛すぎる不妊治療に「こうやって無理してイヤイヤ子供を作って生まれてきた子供がかわいそう」という結論になり、不妊治療を断念。タイミング療法だけで頑張ることに。

そして、その後1年経たずして今の我が子を授かることが出来ました。

その時に心がけたのは、とにかく体温を上げて子宮の状態をふかふかにすること。それから子供が生まれた後の状態をリアルにイメージして、ワクワク楽しく妊活をすることでした。

うちの場合は、「妊活は辛くて大変」という思い込みを外したら、赤ちゃんが出来た。そんな感じでした。

もう1つ特筆すべき不妊治療の体験談をピックアップ

不妊治療の体験談が寄せられるサイト様から引用させていただき、特筆すべき体験談を1つご紹介させていただきます。

「人工授精(AIH)」体験談 30歳 治療歴3年

不妊原因 多嚢胞 高プロラクチン 欠乏精子

本日、6回目のAIHを受けてきました。過去に3回目のAIHで妊娠しましたが8週目ですぐに流産。
でも、AIHで妊娠の可能性があるということが分かったので続けています。

今回はクロミフェン2錠を5日間服用。
その後、エコー検査。10mm以下の卵ばかり(いつものこと)さらにフジHMGを2日おきに4回注射ののち、右卵巣に20mm程度の卵が2つ育つ。

内膜は6mm程度で薄かったのでプレマリンを7日分処方されました。
着床のころには厚くなっているはずとのこと。
先生から、双子になる可能性もありますと言われましたが承諾しました。

そしてAIH。会社に行く前の夫の精子を自宅で採取。
病院に提出後、濃縮作業のため40分ほど待つ。
いつも夫の精子の結果は悪いのですが、今回は夫にしてはまずまず。期待しちゃいます。

毎回、器具の挿入時にチクチクするような感じと、精子注入時に軽い鈍痛があります。

今日はいつもよりちょっと痛めでした。
診察台でお尻を高くして3分ほど休み、HCG5000を注射してもらい、抗生剤を2日分いただきすぐに帰りました。
帰宅後、出血が少しだけありました。

出典:https://zundare.jp/

このように、なかなか大変な治療だということがお分かりいただけると思います。

中絶した後に妊娠できない可能性は高くなる?

中絶を経験した後に、妊娠・出産を経験している女性はたくさんいます。
中絶手術を適切に行っていれば、その後の妊娠に影響することはありません。

気を付けていただきたいことは、中絶した後、子宮や卵管で感染症や炎症を起こさないように、アフターケアをしっかりすることです。
術後は医師の指示に従って、安静に過ごすようにしましょう。

一方で、中絶を繰り返すと子宮内部に傷がつき、感染症や癒着が起こって、不妊になるリスクがあります。
中絶は体に負担がかかるばかりでなく、精神的にも影響します。

こういったことを繰り返さないように、避妊をするようにして下さい。

流産後に妊娠できない可能性は高くなる?

流産が原因で妊娠できなくなることはありません。
妊娠初期においての流産は、胎児側に原因があります。

妊娠を望んでいた方にとって、流産はつらい経験になり、流産後になかなか妊娠できない場合は、ストレスなどの要因が考えられます。
その他、流産や死産を繰り返してしまうという方は、「不育症」かもしれません。

流産の回数が多い方は、心のケアと共に、原因にあわせた治療を医師にゆだね、夫婦で協力して乗り越えていきましょう。

妊活は忍耐!夫婦共に妊娠力を高めよう

なかなか授からないと、焦りや悲しみ、プレッシャーが入り混じって、余計に自分を追い込んでしまうかもしれません。

そんな中でただ知っていただきたいことは、妊娠は1人でするものではないということです。

夫婦が協力してこそ、授かることができるのだと思います。悲しい感情やストレスは全部吐き出して、奥様や旦那様と常に向き合っていきましょう。

女性の方はまずは不妊の原因を知り、とにかく妊娠しやすい体作りをして下さい。
赤ちゃんを迎えいれる為の準備を夫婦で共に行い、諦めずにいれば必ずこうのとりは訪れるはずです。

元氣な赤ちゃんが出来ることを心よりお祈りしています。

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