トレーニング箸とは子供のお箸を上手に使えるようサポートするお役立アイテムです。
お箸は小さい頃にしっかりと練習しておくことが重要です。
一度変な癖がついてしまうと、なかなか直すのが難しく、そのまま成長してしまう可能性があります。
今回は、トレーニング箸の必要性やお箸を使い始める時期や練習方法、おススメの子供用の箸までご紹介致します。

目次
そもそもトレーニング箸は必要?
お箸を使うといっても、すぐに普通のお箸を使うことは難しいですよね?そこで登場するのが子供用のお箸!
子供用のお箸は、トレーニング箸やしつけ箸、矯正箸とも呼ばれ、デパートの子供用品コーナーや西松屋、赤ちゃん本舗、100円ショップなど、至る所で販売されています。
トレーニング箸は、お箸に不慣れなお子さんの為に、箸と箸をつなぐジョイント付き(親指を置くところがシリコンゴムになっているもの)や指を入れる穴が指一本づつリング状になっているもの(上下のお箸にリングが付き、上の箸には人差し指用リング、下の箸には親指用リングと指先をサポートするもの)になります。
これらをうまく使いこなすことで、お箸を使う感覚を養い、繊細な手や指の動きを身に着けます。
お箸を上手に操ることは、言葉を操る力、思考力、運動能力などを司る大脳の発達にも大きな影響を与えると共に、子供の躾にもなります。
お箸の練習時期は?いつから?
トレーニング箸を見ると「2歳~」という表記があって、もう始めるの?なんて焦ってしまうママも多いでしょう。
しかし開始する時期は、人それぞれ。
中には、2歳になる前からパパやママ、兄弟・姉妹がお箸を使っているのを見て、見様見真似でお箸を使いたがる子供もいるでしょう。みんなが使っているからという理由でお箸トレーニングをするのではなく、子供のペースに合わせて、練習させるようにしましょう。
一般的なタイミングとしては、保育園や幼稚園に入園する前の2歳半~3歳前後が目安です。
3歳頃の子供は、自分でやりたい意欲がわいてくる時期。いろいろなことに興味を持ち始めるこの時期に、お箸の練習を始めるのが良いでしょう。
また、スプーンやフォークで食べ物をこぼさずに器用に使いこなせるようになってから、お箸を練習するというお子さんもいます。
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子供のお箸!練習方法は?
子供がお箸に興味をもったら、お箸を正しくもてるように練習しましょう。
下記のYoutube動画が参考になるかと思います。 ↓
以下、具体的に1つずつ流れを追ってみましょう。
練習方法流れ
1.基本の形をマスターする
まずは、親指を人差し指の爪の横に当てるように持つ練習から始めます。
2.上箸を動かす練習
反対の手(右利きだったら左手、左利きだったら右利き)で薬指と小指を押さえながら、数字の1を書くイメージで、上のお箸を動かすようにします。
3.上下を動かす練習
上箸が上手に動かせるようになったら手を離し、下を動かさないようにゆっくり上下を動かすようにします。
ここでの注意点は、人差し指が離れないように、人差し指と中指で挟みながら掴む訓練をしてあげて下さい。
練習し始めは、子供がつかみやすいように、食べ物に工夫をすることが大事です。
4.豆つかみトレーニングをする(応用編)
1~3のやり方に慣れてきたら、お豆をつかむトレーニングで、上手な箸のつき方を習得しましょう。
まずは柔らかいお豆から一つ一つ掴む練習をして、できるようになったら、乾燥した豆やマルコボーロなどのお菓子でつかむ練習をさせるようにすると良いでしょう。
箸の矯正は、普段使っていない指や手の筋肉を使うので、手が痛くなってしまうことがあります。
手が痛いという時は、すぐにトレーニングをやめましょう。
練習をうまく進めるコツは、子供のやりたいを尊重し、ママはサポート役に!決して無理強いはせず、子供の気持ちにそって進めるようにしましょう。
できたら、たくさん褒めるようにして、自尊心を高めてあげましょう!お食事がとっても楽しくなります。
お箸の正しい持ち方!持ち方に癖が出ると間違った持ち方に…
お箸の持ち方って意外と複雑!
ちゃんと教えたつもりでも、自分のもちやすい持ち方にしてしまって、「あれれ~?」なんていうこともしばしば。
ここでは、どのような持ち方が間違っているのかを確認しましょう。
✖クロス箸
箸を持った時に箸がクロスしてしまっている状態をクロス箸と言います。
5歳の我が子もクロス箸になっていることがあり、気づいたら直すというようにしていますが、先端がクロスしているので、これも握り箸同様、小さなものを上手につかむことができません。
再度一緒に箸を持ちながら、指の使い方や上箸の動き、上下の動きというように手順を踏んで、言葉と動作で教えてあげるようにしましょう。
✖握り箸
握り箸は、2本の箸をグーの手で握りながら食べている持ち方です。
お箸を持ち始めたばかりの子供がついついやってしまう持ち方になり、スプーンを使っている感覚でごはんを食べるので、小さなものを掴むことができません。
このような場合は、一旦箸の使用をやめて、スプーンかフォークを使用させ、鉛筆持ちができているかできていないかをみましょう。
鉛筆もちができていれば、箸に直し、再度練習するようにしましょう。
✖並行箸
箸と箸の間に中指を深めに入れてしまい、2本の箸が平行に並んでいる状態の箸を並行箸といいます。
先端部分が重ならないので、上記同様小さなものを掴めず、食事をかきこみながら食べてしまいます。
✖箸を短くもつ
お箸を持つ正しい位置は、お箸の上側から1/3部分です。
手の小さい子供は、箸を中心より下にもってしまう傾向があり、食べ物を掴みにくくなってしまう原因になります。
子供が下側を持っている時には、注意してなおすようにしましょう。
✖ペン箸
薬指を使わずペンをもっているようなお箸の持ち方です。
箸の先端が上下に動かず、かきこんで食べてしまう食べ方になります。
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トレーニング箸の選び方3つのポイント
箸をうまく使いこなす為には、子供に合ったものがベストです!
選び方のポイントを確認してから、おススメ商品をチェックしましょう。
1.子供に合ったサイズを選ぶ
お箸のサイズは、子供の手の大きさにあった長さを使う必要があります。
目安としては、親指と人差し指を直角に広げ、その両指を結んだ長さの1.5倍の長さの箸がちょうどよい長さとされています。
また身長・年齢で見る場合の目安は、身長100cm以下、年齢が2歳未満の子の箸のサイズは、13cm。
身長100~110cm、3~4歳の子は、14.5cm。
身長110cm~120cm、5~6歳の子は、16cmとなります。
2.子供が大好きキャラクター箸を使う
子供が好きなキャラクターと一緒に箸の練習をすると、お食事の時間を楽しみながら使うことができます。
我が娘の場合、ピンク色のミニーちゃん、息子は、ブルーのトーマスで練習をしました。
3.右利き・左利き用は間違えず
子供の利き手にあわせたトレーニング箸を使うようにしましょう。
おススメ子供用お箸6つをご紹介
1.日本製若狭塗 ちゃんと箸【右利き用・左利き用】
子供用は、16.5cm~18cmまで。シリコンのくぼみに指を合わせ、正しい位置に固定。
2本のお箸が離れずくっついているので、箸を落としてしまうことがありません。
サポート箸が必要なくなったら、2段階トレーニングにて、実戦用の箸にシリコン部分を外して装着が可能。
天然木を使用した安心・安全の日本製で、お子様のお食事をサポートします。
2.エジソンのお箸 トーマスパーシー
子供の箸デビューはエジソンから!
人差し指リング・親指リング・中指リング・薬指サポーターにて、正しい持ち方を習得させ、箸先までつかみやすいようにこだわって作られたトレーニング箸。
子供が大好きキャラクターのトーマスとパーシーが毎日練習を応援します。
他にもディズニーなどの豊富なキャラクターで、人気大好評です。
3.アンパンマン持ち方覚え箸

2~4歳用15cmのMサイズ。ステップ1~3まで、上達に合わせて使えるサポート付き。
始めに、正しい指の位置にて、開閉を覚える(ステップ1)→バネを外して、人差し指と中指でお箸を開閉(ステップ2)→最後に指のせ、キャップを外して、竹箸のみで使用(ステップ3)という流れで、使用ができます。
おでかけに便利なケース付き。
4.ののじ はじめてのちゃんと箸
自然な箸の動きを身に着ける為に開発されたののじのトレーニング箸!
2箇所についた開閉をサポートするバネ設計で、ご飯をすくったり、おかずを取ったりとスムーズに行うことができます。
上下についているバネは、ハード、ソフトと力加減を調節することができ、初めはサポート力の強いハードから、慣れてきたら自然な開閉ができるソフトに変更。
上達後は、普通の箸と交互で使用というようなステップでお箸の使い方をマスターします。
5.デラックストレーニング箸 プリントトミカ
男の子に大人気のトミカのトレーニング箸です!
指にやさしい親指・人差し指・中指の3つのシリコン製ソフトリング付きで、持ち方のコツから、動かすトレーニング、箸を落とさず上手に仕上げマスターまでの3段階サポート。
箸の長さは14cm。
6.ピジョン(Pigeon) はじめての簡単お箸
女の子が大好きなディズニーのミニーちゃんとデイジーのトレーニング箸が登場。
対象年齢は、2歳から。箸の長さは15cm。親指、人差し指、薬指をリングに通すタイプで、トレーニング箸から普通のお箸へスムーズに移行できるよう促します。
お箸の先端は食べ物がつかみやすいように工夫されたギザギザタイプになっています。
子供のペースに合わせて、正しい持ち方を身に着けよう
トレーニング箸という便利なものがあるからこそ、正しい持ち方を小さい頃からマスターすることができます!
一生懸命箸を使いながら食べている姿は、本当に微笑ましいですよね。
子供によって、すぐにお箸を使いこなせる子やなかなかうまく使いこなせない子など、成長のペースは様々。
もし我が子がうまく使えなくても、イライラしたりせず、ゆっくり教えてあげるようにしましょう。

