ほくろを数えると増える?なんて言いますが、これは科学的な根拠がないですからね。
さて、赤ちゃんもある程度成長してくると「こんなところにほくろがある~」と発見してしまうことも。そして、ついつい他にもほくろがあるのかな?と探してしまったり。
赤ちゃんのほくろは、生まれつきなのでしょうか?それとも産まれてからできたものでしょうか?
赤ちゃんのほくろについて、知っておきたい知識をいくつかご紹介させていただきます。

目次
赤ちゃんのほくろはいつから出来るの?

ほくろとは、皮膚のすべての部位にできる黒色の色素班で「色素性母斑」と呼ばれます。皮膚の一部のメラニン色素を含む細胞が、周囲より高い密度で集まりできた母斑であり、黒色の斑点として現れます。
赤ちゃんのほくろは先天的なもので、おおよそ生後3~4ヶ月頃から見た目に現れ始める良性腫瘍です。新生児の頃にはなかったほくろも、成長するにつれ、だんだんと大きくなっていきます。
反対に、大きくなってからできるほくろは、紫外線の影響や外的からの皮膚に対しての刺激が原因となり出来る後天的なものです。
赤ちゃんのほくろって遺伝は関係ある?

赤ちゃんのほくろは遺伝するのかという疑問が多いようですが、親からの体質の遺伝で、ほくろが出来やすくなると考えられています。優性遺伝するために、片親が出来やすい体質である場合、少なくとも50%以上の確率で遺伝すると考えられます。
危険信号なほくろもある?!

あなたのお子様にも「普通とちょっと違うな?」と気になったほくろがありますか?
ほくろができる仕組みや原因がある程度わかったところで、注意しなければいけないほくろについて以下の内容で確認してみましょう。
生まれた時から大きな黒いあざがある
生まれつきの黒いあざは、「先天性色素性母斑」といわれ、悪性黒色腫の発生母地になりえる可能性があり、将来的に悪化することがあるかもしれないほくろです。
母斑のサイズが大きいほど、危険となりうるリスクが高くなります。
先天性色素性母斑が新生児に現れる確率は、小型なもので、100人に1~2人、中型は1000人に1人、大型で、50万人に1人の割合です。
手術で除去が可能なので、医師の診断を仰ぎましょう。
ほくろが大きくなってきた
ほくろが多少大きくなるのは、成長によるものなので心配ありませんが、見るからに大きくなった場合は、注意が必要です。すぐに皮膚科を受診しましょう。
ほくろに凹凸がある、形が変わる
形が不規則なほくろは、「異形型ほくろ」と呼ばれ、「悪性黒式腫」(メラノーマ)という悪性のがんになることがあります。
新生児にみられる異形型ほくろは、親がある場合、遺伝として現れる可能性があります。一度皮膚科の医師に相談してみましょう。
黒や茶色に色が変わってきた
今まで黒かったほくろが、目で見てわかるほど急に薄く茶色くなってきた、又は色がまわりにしみだし、むらになってきた場合は、危険信号です。
色が変わるというのは、ほくろが悪性になっている可能性があります。
以上、上記のように気になったほくろがあれば、そのままにせず定期検診時に医師に相談してみて下さい。
赤ちゃんのほくろ除去は可能?
人相学的からすると、ほくろを除去すると運勢が変わるといいます。運勢が、よくもなるし悪くもなるということです。
信じるかどうかは、本人次第。小さいうちは親の判断になりますね。
小さい子のほくろ除去についてですが、医師の判断によります。
緊急を要さない場合は、少し大きくなってからと様子見になることが多いようです。現代の医療は、レーザーやメスで簡単にとれるので、小さい子でもそんなに苦痛に感じることはありません。
早めに治療すれば跡も残らず、綺麗になります。悪性になるかもしれないほくろとは関係なく、気になる場所のほくろがある場合は、医師に相談してみましょう。
まとめ

出来てしまったほくろは、自然となくなることはありません。
ほくろの原因を作らない為にも、長時間直射日光に浴びないように気をつけましょう。
紫外線の強くなる春から夏にかけては、
- 外出時に必ず帽子をかぶせる。
- 赤ちゃん用の日焼け止めを塗る。
- 陽射しをたくさん浴びてしまったなと思う時は、身体を綺麗にした後に、保湿をしてあげる。
など、しっかりとした対策をして、外的な要因から子供を守ってあげましょう。
赤ちゃんのほくろが気になる方は、新たなほくろができないように、対策をしてあげて下さいね。

