子育て・ライフ

永久歯に悪影響も?乳歯が虫歯になりやすい理由とその場所とは?

「チョコ買うーーー!」

「アイス食べたいーーー!」

スーパーやコンビニに行くと子供がうるさく・・・。
うちのようなご家庭も少なくないんじゃないでしょうか?

小さいとき(2歳ぐらい)に甘いものを与えて以来、甘いものが大好き。
チョコやアイスを見ると飛びつきます。

毎日しっかり歯磨きしてるけど、乳歯は永久歯の土台を作る歯なので、ちょっと心配ですよね。

子供が万が一虫歯になってしまったら・・・。

しっかり歯磨きをしていたのに、虫歯ができてしまったらショックですよね。

この記事は、乳歯が虫歯になりやすい理由と、虫歯になりやすい場所を中心に、記事の後半では乳歯の虫歯を予防するために役立つ情報をまとめて紹介します。

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乳歯が虫歯になりやすい3つの理由とは?

子供の乳歯は、特に虫歯になりやすいので注意が必要です。

そこでまずは、乳歯が虫歯になりやすい理由3つをみていきましょう。

1.乳歯のエナメル質が永久歯より薄い

乳歯は、歯の表面にあるエナメル質が永久歯に比べて薄いので、虫歯の進行を早めてしまいます。

口内では、食事をする度に、歯が溶ける脱灰と、溶けた歯を元に戻す再石灰化とういうのを繰り返しています。

虫歯菌がエナメル質内にとどまっている状態であれば、再石灰化の時点で治る可能性があります。

ですが、
それ以上深いところまで入り込んでしまうと虫歯が一気に広がってしまいます。

2.味覚の発達による食事の変化

ミルク→離乳食→おやつ→大人と同様の食事

このように味覚が発達すると共に、食事の変化により虫歯の進行を早めてしまう場合があります。

甘いものを食べると、歯を溶かすスピードも速くなるので、甘いものには十分注意が必要です。だらだらと長く食べているのも虫歯になる原因の一つです。

決まった時間に、決まった分量を食べて、それ以外の時間は口にしないようにしましょう。

3.家族から虫歯菌をもらってしまう

赤ちゃんの口内には、虫歯菌は存在していません。虫歯菌は、家族から感染してしまうことがあります。
離乳食時の口移し、スプーン・お箸・食器を共有する、キスをする等の行為によって、唾液を介して子供にうつしてしまうケースがあります。

虫歯が出来やすい場所がある?!

乳歯の虫歯は気がつきにくいのが特徴です。

乳歯の虫歯は、黒ではなく白いことが多く、白い虫歯は、進行が早いと言われています。

ではどのような場所に虫歯ができてしまうのでしょうか?

◎ 奥歯と奥歯の間

乳歯の奥歯と奥歯の間の隙間が狭いので、歯ブラシで汚れを落とすのが難しい箇所です。見た目ではわかりずらく、デンタルフロスを使用しないと汚れが落ちません。

◎ 奥歯の溝

歯磨き中忘れがちな箇所が奥歯の溝部分です。乳歯の溝は深い為、虫歯菌がたまりやすくなります。注意して奥まで磨くようにしましょう。

◎ 乳歯と歯茎の間

歯と歯茎の間は、やさしく入念に磨くようにしましょう。

子供の歯茎は柔らかいので、強く磨くと血がでてしまいます。歯茎の間は磨きにくく、きちんと磨いてない場合があります。歯茎の隙間・間は見逃さないように注意して下さい。

乳歯を虫歯から守るには?知っておくべき予防法5選

乳歯が虫歯になると最悪の場合、永久歯にも悪影響があると言われています。しっかりと日々の虫歯予防で、子供の歯を健康に保ちましょう!

こちらでは、おすすめの予防法を5つに絞ってご紹介致します。

1.親が仕上げ磨きをしてあげる

歯磨きの習慣をしっかりとつけ、毎食後必ず歯を磨く。

特に虫歯になりやすい奥歯や溝あたりは入念に磨きます。寝る前には、親がしっかりと仕上げ磨きをする習慣をつけましょう。

2.デンタルフロス使用

歯磨きでは磨くことが難しい奥歯の歯と歯の間。デンタルフロスを使って磨いてあげましょう。ちょっとした汚れ残りが虫歯の原因となりますので歯間のケアは重要です。

3.フッ素入り歯磨き粉使用

虫歯になりやすい乳歯を虫歯から守る為に、フッ素入りの歯磨き粉や、ジェル、洗口材を使用しましょう。
歯質を強化し、虫歯の進行を予防してくれます。

4.フッ素塗布

定期的に歯医者に通いフッ素塗布をしてもらいましょう。乳歯のフッ素塗布は、3ヶ月周期に行うと効果的です。

5.シーラントで虫歯予防

シーラントとは、乳歯の奥歯の溝を綺麗にしてから、薄いプラスチックで歯の溝部分を埋める処置です。

乳歯の奥歯の溝に虫歯菌が入らないように、歯にシーラントをして虫歯を予防します。

薄いプラスチックがはがれてきてしまったり、おちてしまった場合は、再度コーティングすることが可能です。

まとめ

子供って甘いもの好きですよねぇ。親が与えたのが原因なんですけどねぇ・・

いずれにしても子供の歯を虫歯から守る為には、親の努力が必要です。

乳歯を守ることは、永久歯が虫歯になる確率を減らし、子供に歯の大切さを認識させることができます。

歯のケアを小さいうちから習慣付け、大人になってからも歯が健康でいられるように、毎日の歯磨きはしっかりとしていきましょう。

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