赤ちゃんの指しゃぶりは、見ているだけで可愛い!
でも、いつまで指しゃぶりは続くのだろう?と心配になる時がありませんか?
赤ちゃんの指しゃぶりについて先輩ママや専門家達の声を集めました。
赤ちゃんの発達面や精神面、指しゃぶりが与える影響について5つにまとめましたので、一緒に確認していきましょう!

目次
1.赤ちゃんがする「指しゃぶり」とその目的とは?
赤ちゃんがする指しゃぶりは、口の機能発達や、精神を安定させる面、成長過程において、大事な行為の一つです。
胎児期の赤ちゃんにも見られるように、赤ちゃんはお腹の中でも指をしゃぶる動作をしており、本能的に産後のおっぱいを吸う練習をしていると言われています。
産後すぐの赤ちゃんは、まだ自由に手を動かすことができない為、指しゃぶりをしていることは稀ですが、生後2ヶ月以降から指しゃぶりを始める子が多く見られます。
この頃の赤ちゃんは、自分の身体の部分に興味を持ち始める時期なので、手や足をしゃぶり始めます。
成長するにつれ、手や足以外にも、身の回りにあるもの何でも舐めたりしゃぶったりする子もいて、お母さんは目が離せなくなるでしょう。
口や身体の感覚が発達することにより、なめたりしゃぶったりして、物の形や感触を認識する為の行為と見られています。
2.赤ちゃんの指しゃぶりはどんな時にしている?
赤ちゃんが指をしゃぶるのはどんな時なのでしょうか?
主な4つがこちらです。
- 眠たい時
- さびしい時や不安な時
- お腹がすいた時
- 退屈な時
3.どうして指しゃぶりをするの?
上記で紹介した指をしゃぶりをするタイミングから一つづつ見ていきましょう。
遊んでいる時
赤ちゃんの指しゃぶりは、遊び感覚の一つと捉えましょう。
指や手を頻繁になめている赤ちゃんは、五感を刺激する遊びのおもちゃをあげると効果的です。
無理に指しゃぶりをやめさせるのではなく、赤ちゃんが興味を持つものを用意し、目をおもちゃの方に向けさせるようにするのが得策だと思います。
手触りが良いものや、音がでるものは、赤ちゃんの興味をひきつけ、発達に良い刺激を与えてくれます。
眠たい時
指をしゃぶりながら眠りにつく赤ちゃんが一般的に多いです。 たくさん遊んだ後に、指しゃぶりを始めたら眠いのサインと捉えると、寝かしつけがスムーズにいくかもしれませんね。
さびしい時や不安な時
指しゃぶりが精神安定剤となり、赤ちゃんの気持ちを静める役割を果たしています。吸ったりしゃぶったりする行為は、吸綴本能を満たす為の生理的な行為です。 何かを口にして吸うことで、不安を解消しています。
ママやパパがそれに気づいた時には、話しかけたり、抱っこしてあげたりして愛情を注いであげましょう。
お腹が空いた時
お腹が空いた時に指をしゃぶっている赤ちゃん。ぐずぐずいっている時に、おっぱいや哺乳瓶をあげるとすぐにすいつきますよね!
これは、吸綴反射(きゅうせつはんしゃ)といって、口に入ってきたものは何でも吸い付く反応です。
授乳時間かな?という時に指しゃぶりを始めたら、それはお腹が空いているサインと判断しましょう。
退屈な時
一人遊びはしているけど、退屈そうな赤ちゃん。おもちゃを与えて、ママが一緒に遊んであげると、指しゃぶりをやめて、笑顔が見られるのではないでしょうか?
興味があるもので遊び、楽しいと思えると、手や足をバタバタさせて喜びます。
0歳からの読み聞かせやリズムを楽しめる音楽を聞かせて、脳に刺激を与え、将来得意とする芽をはぐくんであげましょう。
4.指しゃぶりが与える悪影響は?
公共の場や外出時は、赤ちゃんの手を清潔に保つように心掛けましょう。細菌をなめてしまいお腹をくだしたり、病気になったりということのないように、ママが気をつけてあげて下さい。
細菌の感染が気になる方は、清潔なおもちゃを用意してあげると良いでしょう。
また指しゃぶりが与える歯の影響については、乳歯が生え始め、奥歯も生え揃ってくる2歳くらいまでには、指しゃぶりをやめさせた方が良いといえます。
これはおしゃぶりを使用している子供にも言えることですが、前顎突出(出っ歯)になりやすかったり、上下の歯のかみ合わせが悪い等の悪影響をもたらします。
5.指しゃぶりはいつまでしているの?
いつまでも指しゃぶりをしていると心配になりますよね。
この年齢まで指をしゃぶってるけど大丈夫?!と心配されている方もいらっしゃるかもしれません。こちらでは月齢別に見てみましょう。
~0歳児
0歳~1歳までの子供の指しゃぶりは、生理的な行為なので、心配する必要はありません。
気になるようなら、指しゃぶりから目をそらせてあげる遊びを考えましょう。
1歳~2歳児
1歳~2歳にかけては、個人差もありますが、指しゃぶりは減少していきます。子供の成長が著しい時期で、自我の発達・自己主張も多くなる時期です。遊びに夢中で、好奇心いっぱい。
眠たい時や不安な時に指しゃぶりが見られますが、過度に気にする必要はありません。
3歳以降
指しゃぶりはほとんどしなくなるといっていいでしょう。
指しゃぶりが習慣化してしまった場合は、歯にも影響してくるので、専門の方に相談してみて下さい。また、3才以降頻繁に指をしゃぶる行為がある子供は、精神的なものが関係しているかもしれません。
まとめ
赤ちゃんの指しゃぶりについての知識をご紹介致しました。
めまぐるしい成長の一つに「指しゃぶり」が関係している赤ちゃんの時期は、ほんの少しの間だけです。神経質にならずに、長い目で見て、我が子に接してあげましょう。
言葉を話し始め、歩けるようになったら、たくさん遊んであげて下さい。
そうすることにより、指しゃぶりは減っていき、気づいた時には指しゃぶりから卒業ということになっているかも知れません。
子供の成長はあっと言う間です。指をしゃぶっていた時期がなつかしいと思えるように、試行錯誤して子育てをしていきましょう。

