赤ちゃんが生まれてお世話をしていく中で、ふと気になるのが我が子の体重の増え方!
うちの息子もなかなか体重が増えずに心配してましたが、3歳半を過ぎてからようやく平均値ぐらいまで戻ってきて一安心。
こんな風に心配している方も多いと思います。
で、特に、赤ちゃんが生まれたばかりの最初のうちは自宅で体重計でこまめに測っていたけど、そのうち検診などでしか測らなくなり、「うちの子順調に成長してるのかな?」と急に心配になる方は多いのではないでしょうか?
今回は、1歳未満の赤ちゃんの体重の増え方や平均体重について解説してみようと思います。
赤ちゃんの体重が増えすぎたり、増えなかったりして心配している方は参考にしてみてください。

目次
1.赤ちゃんの体重の増え方の目安や平均体重とは?

では、まず一般的な赤ちゃんの体重の増え方と平均的な体重についてご説明いたします。
生まれてすぐ~生後1ヶ月未満
生まれてすぐは、ママも赤ちゃんへの授乳もまだまだ上手くいかないことが多いため、特に赤ちゃんの体重の増え方が気になる時ですよね。
まず生まれてすぐ、まだ母子共に入院している頃は、赤ちゃんが母乳・ミルクを飲む量よりもウンチなどで出て行く方が多いことから、出生時の体重から3~10%程減少します。
そして、そこから1~2週間かけて出生時の体重に戻っていきます。
その後は大体1日に30gほど体重が増えていくのが平均的になります。ちょうど1ヶ月後検診頃に赤ちゃんの体重が出生時より700~1000gほど増えていれば、順調に体重が増えている、つまり授乳も順調に進んでいるということになります。
生後0ヶ月の赤ちゃんは、2.1~3.76kgが平均体重となります。
生後1ヶ月~3ヶ月頃

生後1ヶ月~2ヶ月の頃にはおおむね1日に30gほど体重が増えていきます。
それを過ぎてくると、体重の増え方にも個人差が出てくるタイミングになります。
生後3ヶ月頃になると、体重の増加は次第にゆるやかになりますが、体重は出生時の約2倍ほどに!成長具合の目安にしてみてくださいね。
- 生後1ヶ月頃 3~5kg
- 生後2ヶ月頃 4.5~7kg
- 生後3ヶ月頃 5.5~7.5キロ
以上が平均体重です。
生後4ヶ月~6ヶ月頃
この頃になると首もすわり、赤ちゃんの運動機能が発達してきますので、運動量が増えます。これに従って体重の増え方もゆるやかになります。
- 生後4ヶ月で5.8~9kg
- 生後5ヶ月で6~9.1kg
- 生後6ヶ月で6.3~9.4kg
以上が平均体重です。
このように、この頃には随分と体重に個人差が見られるようになります。
授乳がしっかりと行えていれば、あまり体重の平均値を気にしなくて大丈夫です。もし心配なことがあれば、生後6ヶ月頃に多く行われる「6ヶ月検診」などで相談してみましょう。
生後7ヶ月~9ヶ月頃
そろそろ離乳食が食べられる頃になってきましたね!離乳食の進み具合も、運動量もかなり個人差が見られる時期ですので、これに伴い体重に関してもバラつきが見られます。
また、男の子女の子の体重差も目立ちはじめる頃で、比較的女の子の方が男の子に比べて体重は少なめで、小ぶりな印象となります。
体重の増加が少なくても、母乳やミルク、離乳食が取れており、元気そうであればしっかりと成長していると考えて大丈夫です!
- 生後7ヶ月頃 6.9~10kg
- 生後8ヶ月頃 8~10.2kg
- 生後9ヶ月頃 8~10.5kg
以上が平均体重です。
生後10ヶ月~12ヶ月

離乳食も完了期に近づき、随分とたくさんのものを食べられる時期ではないでしょうか?また、「たっち」や「あんよ」をし始める頃ですので、以前よりも運動量が増える時期です。
そのため、あまり体重が増えないことを心配される方が多い時期でもあります。基本的に、元気があれば、体重の増加についてはそこまで心配することはありません。
気になる場合は、「1歳検診」などで相談してみましょう!
- 生後10ヶ月頃 8~11.2kg
- 生後11ヶ月頃 8~11.5kg
- 生後12ヶ月頃 8~11.5kg
以上が平均体重になります。
このようにこの3ヶ月はあまり体重が増えない時期でもあります。
2.赤ちゃんの体重が増えすぎる時は病気や肥満!?

上記に挙げたように、赤ちゃんの体重は生後3ヶ月ごろまでは急激に増えていきますが、そこからは個人差や男女差がみられ、次第に体重の増え方はゆるやかになってきます。
そのため、基本的には授乳や離乳食がしっかりと取れており、元気に過ごしていれば、体重の増え方はそこまで気にしなくて大丈夫でしょう。
しかしながら、体重が平均値よりもあまりにも増えすぎていると少々心配になりますよね?
そこで、まず平均値を上回る体重である場合についての解説をしたいと思います。
体重が増えすぎていると感じている場合、まず気になるのが「肥満」ではないでしょうか?
実は、0歳代に平均を上回る体重であっても、将来のメタボなどの病的な肥満につながることは少ないそうです。
特に月齢が低い赤ちゃんの場合、徐々に運動量が増えてきますので、1歳に近づくとともに標準的な体重になっていくことがほとんどのようです。
しかしながら、身長はほとんど伸びないのに、体重のみどんどん増えているような場合は、病的なものが隠れているケースがありますので、かかりつけの小児科医に相談しておきましょう!
3.赤ちゃんの体重が全然増えないのも問題?その原因は?

上記のようにどんどん体重が増えすぎてしまうのも心配ですが、逆に全く体重が増えない場合もとても気がかりですよね。
まず、平均値よりも体重が下回り、なかなか体重が増えない原因の1つに、「栄養不足」が考えられます。
特に母乳メインの授乳の場合、1回あたりどれだけの量を飲んでいるかがわかりづらいですよね?
そんな時は、1度授乳前と後の体重を測り、その差を求め、どれくらいの量を飲んでいるかを測ってみましょう。
1日あたり推奨されている量に満たない場合は、月齢にもよりますが、ミルクを足す、離乳食の回数を増やす、などの対策を取ってみましょう。
そして医師や栄養士などにも相談し、適切な授乳・食事のアドバイスをもらうと安心でしょう。
また、月齢の割に動きが活発な赤ちゃんの場合にも、体重が増えないケースがみられます。これはまさに個人差になりますので、元気に過ごしていればあまり心配しすぎなくても良いのではないでしょうか?
ただし、体重が増えすぎる場合と同様に、隠れた病気があるケースもあります。例えば、重度の心臓病ですと体重が増えないといったことがあります。
体重が増えない期間が長い場合は、かかりつけ医師に相談し、毎月の体重の推移を見守っていくと安心でしょう。
まとめ
以上が、赤ちゃんの体重についてのまとめになります。
筆者も子供が赤ちゃん時代、「体重が増えていない!」としょっちゅうヤキモキした覚えがあります。
ただ、かかりつけ医に受診する度「大丈夫」と言われていました。
赤ちゃんの体重は個人差が大きいので、あまり気にせず、元気に過ごしていればOKとおおらかな気持ちで我が子の成長を見守ることができると良いですね!

