子育て・ライフ

【備忘録】赤ちゃんの予防接種について(定期と任意 / 種類と回数)

お子さんが生まれ、ひと段落した時から始まるのが、怒涛の予防接種ラッシュ!自分もさんざん振り回された・・・。

2人目が出来た時のための備忘録として残しておきます。

とにかく、予防接種は重要!

重症化するおそれがあったり、後遺症が残ってしまったり、危険な病気からお子さんを守る予防接種は数多く存在しますので漏れのないようにしっかり受けたいところ。

ここでは、予防接種についての基本情報をまとめていきます。

【生後】赤ちゃん用の体重計は必要?正しい測り方とおすすめ商品3選妻が臨月に入った時に赤ちゃんの誕生が待ち遠しくなったのを思い出します。 ただその反面、出産準備でめっちゃバタバタしたのも思い出しま...

定期接種と任意接種の違いってなに?

予防接種は定期接種と任意接種に分けられています。

定期接種

定期接種のワクチンは、法律で定められている感染症に対する予防接種です。

対象の感染症は感染力が強く、予防する必要性が高いもので、国や自治体が接種を強くすすめているワクチンです。

予防接種法に基づいて、市町村が実施することになっています。ほとんどの場合無料で受けられるので、経済的負担の少ないワクチンです。

ただし、対象年齢をはずれて接種されたものは、定期接種とはみなされず、費用が全額自己負担となる場合もあります。

任意接種

接種希望者が個別に病院へ行って受ける予防接種です。

自治体によっては助成金が出ることもあります。

任意接種の場合、接種するかどうかは接種を受ける側(保護者)に任されています。

ですが、対象になっている感染症の危険度が低く、接種の重要度が低いワクチンというわけではありません。

生ワクチンと不活化ワクチンの違いってあるの?

予防接種につかうワクチンには、大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンがあります。

生ワクチン

生ワクチンとは、毒性を弱めた細菌やウイルスを接種し、病気を起こさず免疫力だけをつけるものです。

生きた病原体なので効果が高く、1回の接種で長期間病気に対する免疫力を獲得するとされています。

生ワクチンを接種すると、その病気に自然にかかった時とほぼ同じ免疫力がつくとされています。

ただし、毒性を弱くした細菌やウイルスが身体の中に入るので、接種後にその病気に自然とかかった時と同じような軽い症状が出ることがあります。

不活化ワクチン

不活化ワクチンとは、細菌やウイルスを殺し、抵抗力をつくるのに必要な成分だけを取り出し、毒性をなくして作られたものです。

死んだ病原体なので、生ワクチンに比べて免疫のつき方が弱く、接種回数が多くなります。

また、長期的に免疫を持続させるためには、ワクチンによっては「追加接種」が必要となってきます。

このようにワクチンの特性によって分類されています。

また、次回の接種まであけなければいけない期間は、生ワクチンの接種後は4週間以上、不活化ワクチンの場合は1週間以上となっています。

予防接種のスケジュールを組むときには頭に入れておいてくださいね。

赤ちゃんから勧められている予防接種の種類・回数は?

予防接種のスタートは生後2ヶ月からを推奨されているのはご存知ですか?

赤ちゃん時代からの接種がすすめられている予防接種は主に以下の種類があります。それぞれの接種の目的と接種回数をまとめました。

定期接種

ヒブ:ヒブ感染症による細菌性髄膜炎や喉頭蓋炎などの予防(全4回)
小児用肺炎球菌:肺炎球菌感染症による細菌性髄膜炎や肺炎などの予防(全4回)
四種混合(もしくは三種混合+ポリオ):ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオの予防(全4回)
BCG:結核の予防(全1回)
MR:麻しん・風しんの予防(全2回)
水痘:みずぼうそうの予防(全2回)
日本脳炎:日本脳炎の予防(全4回)
任意接種

ロタウイルス:ロタウイルス胃腸炎と脳炎などの重い合併症を防ぐ(2回または3回)
A型肝炎:A型肝炎の予防(全3回)
B型肝炎:B型肝炎の予防(全3回)
おたふくかぜ:おたふくかぜの予防(全2回)
インフルエンザ:インフルエンザの予防(全2回)
思ったより多いのではないでしょうか?

定期接種だけでも7種類もあるんです!

同時接種とは?

上記のように多くの予防接種があり、さらに複数回接種しなければならないものまで・・・

しかも小さなお子さんはすぐかぜをひいてしまったり、予定していた予防接種を延期しなければならない場合もあります。

「これではいつまでたっても接種し終わらない!」と頭を抱えてしまいそうですよね?

そこで、同時に2本以上の接種を行う「同時接種」というものがあります。

同時接種は効率的に予防接種をこなしていくために有効です。一度に接種できる本数にも制限はありません。

2本以上の同時接種が可能かどうかは、単独での接種も考慮しつつ、医師が慎重に判断しますので、まずは医師に相談しましょう!

接種当日の注意するべきこととは?

接種当日に特に注意したい点は、予防接種を受けるお子さんの体調です。

咳や鼻水が出ていたり、いつもとちょっと様子が違うな?と感じる点があるときは、必ず医師に伝えましょう。

また、熱が37.5度以上ある場合は接種は受けられません。

そのほか、以前の予防接種で異常があったお子さん、元々持病があるお子さんはより慎重に接種に望まなければなりません。必ず医師と相談しましょう!

これらは予防接種の副反応への影響が考えられるので、しっかり保護者の方が理解しなければならないポイントです。

体調面以外で注意したい点は、必ず母子手帳を持参することです。

母子手帳がないと、どの予防接種をどのタイミングで行ったかを記入できないため、接種してもらえないことがほとんどです。

接種後に注意するべきこととは?

また、接種が終わった後も注意したいことがいくつかあります。

■ 接種後約30分間は、予防接種によるショックやアナフィラキシーがおこることがあるので、医師とすぐ連絡が取れるようにしておきましょう。医院内で待機していると安心ですね。

■ 接種後に高熱や、広範囲の腫れ、けいれんなどの異常がでた場合は、すぐに診察をうけましょう。

■ 当日のお風呂はOKですが、接種部位を強くこすったり、長湯は避けましょう。

■ 接種後はだいたい1週間は、いつもと違うことがないか、お子さんの体調をしっかり観察しましょう。

これらのように接種後に注意したい点は、主に接種による副反応についてです。

重い副反応が出ることはまれですが、少しでもお子さんの変化を感じた場合は、医師に相談するとように心がけましょうね!

まとめ

こちらで紹介したのはお子さんの予防接種についての基本的な情報になります。

母子手帳なんかにも記載があったかと思いますし、ネット上にも情報はたくさんあります。

問題は「スケジューリング」です。いつまでに何をどんだけ打つのか?

また半年から1年以上間隔があくと「何を打つのか分からない」ってことになりかねません。年単位でスケジューリング出来るようにスマホのカレンダーに打ち込んでおくなどしておくと便利です!

大切なお子さんを守るために、事前に予防接種について理解を深め、気になる点は医師に相談していきましょう!

【生後】赤ちゃん用の体重計は必要?正しい測り方とおすすめ商品3選妻が臨月に入った時に赤ちゃんの誕生が待ち遠しくなったのを思い出します。 ただその反面、出産準備でめっちゃバタバタしたのも思い出しま...
息子0歳の時の体験談!赤ちゃんが飲む水3種類とおすすめの水4つ うちの子はもうすでに3歳になっちゃいましたが、まだ小さい頃はそれはもう結構神経質になってましたね。 特に赤ちゃんが口にする食べ物や...
あなたにオススメの記事