赤ちゃんが生後6か月も立つと、ミルクや母乳以外からの栄養を取る練習が始まります。
初めは慣れないのでアレルギーが心配ですが、慣れると離乳食はとても楽しい赤ちゃんとの触れ合いの時間になるようです。(by妻)
今回は、少々体験談を交えながら、離乳食を始める時期やゴックン期の盲点などご紹介します。

離乳食を始める時期

平成19年までは離乳食は5ヶ月からと推奨されていたようですが、自分の子供はその後に生まれたので小児科医師から、生後6ヶ月からはじめるようにと指導されました。
母子手帳は6ヶ月に修正されています。WHOでもその時期を推奨しているようです。
私の祖母、母の時代は3ヶ月頃から果汁をと言われていたようですが、これはもう古い情報です。
3ヶ月といえばまだ哺乳瓶も消毒している頃ですよね、衛生面から考えても6ヶ月のおもちゃを口にしたりし出す頃が適切であると考えられています。
初めての赤ちゃんの場合、もう成長が待ち遠しくてたまらず、「早く離乳食を!早くおやつを!」と先に先に行きがちでした。
ところが、不思議なもので次の子は気づけば離乳食の時期も忘れているような、そんなものでした。
あまり早く離乳食を勧めすぎるとアレルギーの原因にもなると言われていますから、ゆっくりと進めていけば良いと思います。
ゴックン期と言われる時期
初期の生後5~6ヶ月はゴックン期と言われます。
ゴックン期とは、小さなおさじに入れた液体を口に入れてごくっと飲み込む、そのような時期のことです。物を喉に通す練習の時期だと言われます。
始めたばかりの赤ちゃんはまだあまり上手でない子もいますので、口からこぼれてしまいます。それでも構いません。
この時期は、まだ栄養のほとんどを母乳やミルクから取っていますから、食材への慣れ、色々な味への慣れ、飲み込む練習と考えてください。
本を買ったりネットで調べたりしながら、食べさせても良い食材とまだ早いので食べさせてはいけない食材を把握しておいてください。米や野菜が中心の時期です。
うどんをドロドロにして食べさせても良いとなっていますが、この頃から小麦アレルギーも出ますから、食べさせたあとは良く注意しておいてください。
ご両親がアレルギー体質だと遺伝もあるようなので心配な食材はまだ食べさせなくても良いと思います。
離乳食を上手に飲み込めない・食べたがらない

赤ちゃんにも上手に食べる子と食べることが嫌いな子がいます。
私の知人に体験談を聞いたのでこちらでご紹介します。
私の子供は上の双子は差し出せば飲み込む子達でした。
特に嫌がる食材も無く大体本に書いてある程度の量を少し残す程度。こぼしますが、口から全部吐き出すことも少なく、離乳食に関してはあまり手のかからない双子でした。
2歳離れた3男は、食べ物を口に入れること自体が嫌いな子でした。
飲み込むのが下手だったのか、哺乳瓶では上手に飲む果汁もスプーンだと口からこぼれます。おかゆは粒はおろか、うわずみも飲まない。このように離乳食初期はほとんど進まない子供でした。
初期も中期も進まず、用意したものを処理するのも悲しくなりましたが、標準より大きいくせに、母乳だけで1歳前までそのまま大きくなりました。
離乳食後期にお粥からお米になる頃、白米の美味しさに目覚め、それからはよく食べるようになり離乳出来るようになりました。
食べなくても焦らないで大丈夫です。いつか食べるようになります。
さらにその知人のまた知人の双子さんは同じくらいの早産で(35週ほど)細くて1歳を超えても栄養補助としてミルクを飲むように指導されていましたが、2歳頃から急に食べるようになったそうです。
離乳食を食べなかった3男は好き嫌いはほぼありません。お母さんは負担にならないように、離乳食を進めてください。
食べなかったら食後にミルクか母乳を飲めばいいのです。
離乳食初期には要注意!意外なところに盲点も?!

ただ、初期の食材には気をつけてください。
よくお菓子をあげようとするママさんのお母さん(おばあちゃん)やお姑さんとそのことでもめる質問をネットで見かけます。
それを見て「あ!」と思うことが数回ありました。
卵や小麦粉を使ったものは特にアレルギーが出やすいです。その点、お母さん(おばあちゃん)やお姑さんと良く話をされてください。
離乳食もまだ初期の段階だと、まだまだ本当に赤ちゃんです。お母さんやお姑さんにはお菓子の替わりに、ミルクや果汁をあげてもらうなど品を変えて対処するのも1つの案です。
ただ、兄弟がいる子の場合だと、離乳食も後期になれば、兄弟が勝手にあげたりしているので、もうどうしようも無いというか力が抜けちゃったりします。
最後に
離乳食ってだいたいが奥さんが作るご家庭が多いと思います。それでも旦那さんは「自分は関係ない」って思うのではなく、少しは関心を持ってあげると奥さんも喜びますよ!
いずれにしても、楽しみながら、でも適度に手を抜きながら、根詰めすぎないように育児なさってください。
あんなことやこんなことも、お子さんが大きくなったら笑い話にできるように。

